ファン・ジニ 第16話

「愛の調べ」

チニとムミョンのキス寸前シーンを見てしまい、
悲しみと嫉妬を抑え立ち去ったジョンハン。
唇を近づけてくるチニから離れ、
「私はどこへも行かない。安らぐために私の元へ来るがいい」とムミョン。
ジョンハンへの思いを断ち切るためとわかっていても、
受け入れようと懐の深い人のようです。
が、、、もしかすると何か思惑があるとか?


「私はそなたを愛してはいけなかったのか?
そなたの為なら夢も信念も捨てられる」と言うジョンハンに、
「いつまで両班の方は愛を施しの道具に使うつもりです?
失うのは自分達だけですか?私に失うものはないと?」とチニ。
その言葉が胸に突き刺さるジョンハン。

一人で泣いていたチニに、上着を持って来てくれたオムス。
チニの気持ちを汲み、後悔するのでは?と言われ、
妓生というものは女である前に芸に生きる者。
芸さえあればいきていけるのです」と答えるチニ。
それは自分に言い聞かせているのよね。。。

都のメヒャンも、プヨンへ“鳴鼓舞”の稽古をつけていました。
剣の舞いと違い、激しさとしなやかさがなければダメで、
やみくもに叩いてしまうプヨンはまだまだ・・・。
バチと手が一体となり叩きながら舞う、それにはそれ相応の体が必要なので、太鼓の前に立つ事を禁止し、体作りをするように指示するメヒョン。

ペンムから習う鶴の舞の稽古の最中、どこか気持ちが入らないチニ。
迷って集中出来ない心の内をわかっていて、
宿題を与えて稽古は中断したペンム。

腕から吊り下がり体制を整える特訓中のチニの姿を
影から見ていたけど、声を掛けずに行ってしまったジョンハン。
いなくなると心が乱れて足がついてしまったチニ、
「余計な事を考えてるから覚えが悪いというのは本当のよう。
足音だけでイエジョパンソ様とわかるようだな。行ったらどうだ?
すべてを捨てる覚悟があると言ったなら妓夫にもなれる。
あの方がお前を得て、お前が芸を捨てない道はそれしかない」とムミョン。
しかしそうなればジョンハンは全てを失う…。
「それだけは絶対に嫌」と答えるチニ。
ジョンハンを思うからこそ、壁を作ってしまうのでした。

ずっと思い続けてきた事を告げ、妓夫に立候補したトクパルに
「必要ない。好きな人の子を宿した」とタンシム。
その会話を聞かれてしまい、先輩妓生たちから相手の名を聞かれても頑なに口を閉ざすタンシムに代わり、相手は王族の親戚のピョク・ケスと教え、
「その子を産めば卑しい身分から逃れられる。
今まで水汲みあがりとバカにしてたけど大切に扱え」と大威張りのタンシム母。
そんな母の気持ちと裏腹に、本気で愛してるタンシムは悲しそう。

チニに宴席の指名が入ったと聞き、鶴の舞の稽古中なので躊躇するペンム。
「オムスと演奏するだけでいい」とソン長官から説得され、
引き受けたのだけど、、、

演奏の為に宴席に入って来たチニをジッと見つめる両班の男、
その視線に複雑な表情が浮かぶオムス。
オムスは、彼がチニの父親だと気付いていたのでした。
チニを見て、見覚えがある…と考え込み、
「私の知る女子に似ている。二十年前も前の」と思い出したチニ父の声に、
思わず演奏の手が止まってしまうオムス。
一緒に宴席にいた男からその時の話をせがまれ、
「松都にいた頃、気まぐれに情けをかけたが
あやうく災難に遭うところだった」と答えるチニの父。
これがヒョングムだと気付いたのでしょう、
「その妓生の名は?お話が面白ければ玉代として共寝を」と言うチニ。
「そなたも一度の共寝で一生さばに置けとせがむつもりか?」と両班の男。
これはチニにはつらい話。。。心配そうなオムス様。

それでせがまれてどうした?と聞かれ、両班の男が答える前に
「捨てたのです。子が出来ておろせと言ったのですか?
けれど嫌と言われ毒草でも飲ませたのですか?
今話された愚かな妓生はヒョングムではありませんか?」とチニ。
なぜお前が…と驚く男に、酒をぶっかけて退座したのでした。

教房に戻ったチニに、「お前の父が来る。母の所へ行きなさい」とオムス。
「追い返します」とチニ。
「今日の事は黙っていなさい。母が20年以上も待っていたのだ。
それがなければ生きて行けなかったろう。
丁重に温かく迎え、決して母を悲しませてはいけない。
それだけは私が許さない」とオムス。
オムス様だってチニと同じ思いだろうに、
でもヒョングムの幸せを一番に願っているのよね。。。


綺麗に着飾り、愛する人に会える喜びに満ちてるヒョングムを見てると、
さっきの事を思っていたたまれなくなってしまうチニ。
「私の事、お分かりになるかしら?」と乙女のように可愛らしい母に、
「花嫁みたい」とオムスの言う通りに、母を悲しませまいと答えるチニ。

オムス様は都一の楽士だったのに、
ヒョングムを追って、こんな田舎の松都に25年もいるらしい。
「そなたは何をしているのだ。
心の糸を切るか。あのようなバカげた事をやめるか」と言うペマンに、
「心の糸は簡単に切れないのです」と寂しく笑うオムス。

「時折ここに寄って欲しい。この子に何かあれば助けて欲しい」
そう言うヒョングムに、戸惑いながらも了解したチニの父。
こんな事を書いたら差別かもしれないけど、
チニ父の複雑な表情が見えないヒョングムは幸せなのかも・・・。
「私の事を恨んだであろう?」
「これで恨みはすべて消し去れると思います」と嬉しそうに笑うヒョングム。

一人でコムンゴを奏でていたオムスの所に酒を持って来て
あの人を母に会わせたのはオムス様ですね?母に何を言うかも。
どうして?オムス様は良いのですか?
オムス様の愛とは何なのですか?」と気持ちを憐れむチニ。
「情緒に溢れる。ゆるやかな調べだ。そんな愛があっても良いだろう。
でもお前はそんな愛し方はするな。諦められる愛なら自分で終えるだ。
成し遂げられる愛を自分で掴みなさい」とオムス。
実の父より父親らしいオムス様にジーンと来るわ。。。

オムスに言われた事を胸に刻み、
一人で酒を飲んでいたジョンハンの所へ行ったチニ。
諦めらられる愛ではない…
そんな表情で涙ぐみ声をかけられなかったのでした。

ミョンウォルに未練はないと言ってたピョク・ケスに、
「ケス様がミョンウォルを得るにはキム・ジョンハンの心を掴む。
深い憎しみは深い愛情の裏返し」と持ちかけるプヨン。←しつこい。
「お前は何が望みだ?見返りがなくそこまでするはずはない」と思惑を探るケスに、「その通り」とニヤリと笑うプヨン。
せっかく大人しくしてたのに、またピョク・ケスが嫌な役まわりになりそうだわ。

プヨンの計略は、
王の在位20年を祝う宴で、ペンムとチニに鶴の舞を、
自分達は鳴鼓舞を披露する事をピョク・ケスに勧めてもらうこと。
わざわざ松都に足を運び、この宴で決着をつけると言うプヨンに、
これはプヨンが仕組んだ事と気付いたペンム。
それでも悪びれる事なく、「私がピョク・ケス様に働きかけました」とプヨン。

この宴のために都へ戻る事になり
「これでそなたの気を紛らわせる事はなくなった。満足か?」とチニに告げるジョンハン。
「はい」と答えたチニ。
でも心の中は、これでいい…という思いと、
手放したくない思いが交差しているのでした。

一人で酒を飲んでたジョンハンの部屋にやって来て、
恋しくてここまで来たと、しなをつけて言うプヨン。
うーん・・・ジョンハンの性格から行けば、重いと思われるだろうに。
「私はそなたに何も与えられない。
この心の欠片も与えられない」と断るジョンハンに、
「私にくださらないその心を、私が潤わせる事ができると信じてます」と
ウルウルとした目で見つめジョンハンの手を取り、チマへ持って行くプヨン。
やっぱりジョンハンも男。ここまでそれたらついチマの紐を解き…。
しかしハッと我に返り、部屋を出て行ったのでした。
ここまでやって断られたプヨンが惨めだわ。

やましい気持ちを打ち消すように、矢の鍛錬をしていたジョンハンに、
相手をすると申し出たムミョン。
互角に勝負が終わった後、
「私がこの手で射抜きたかったのは、本当はあなたでした。
愛してない女を抱けるなら、ミョンウォルも同じと思いませんか?
その思いを遂げ、ミョンウォルと生きる道を探すつもりはないのですか?」とムミョン。

都に戻って来たブヨンを見て、「モノに出来なかったのだな?
ならば鳴鼓舞の披露も見送る。宴は鶴の舞だけにしてお前の面目を潰す」とケス。
驚くプヨンに、「だがそこまでする必要はない」と打ち消しましたが、
ナンなんだ?!ケス様(;^_^A
「そなたの助けがなくてもミョンウォルを手に入れる方法を見つけた。
私の女子にして愛し、次に浴びせる憎しみが骨身にしみるとわからせる」と、何かいらぬ考えがあるらしいピョク・ケス。

都へ戻るジョンハンを温かく見送った松都教房の妓生たち。
お互い気にしながらも、視線を合わせることをしないチニとジョンハン。
そんなチニを見て「気持ちを抑える事を学んだのだ」と満足そうなペンム。

しかーし!気持ちを抑える事は出来なくて、馬を走らせたチニ。
でも途中でこんな事をしても無駄と思って引き返し、
ジョンハンと二度目に会った滝へ行き、彼を思っていたのでした。

都に戻る途中、初めてチニと出会った場所に立ち寄り、
あの時の事を思い出すジョンハン。
そしてチニを思って書いた詩を取り出し、
置き忘れたものに気付いて引き返し、
教房ではなく、あの滝へ向かったのでした。

ジョンハンの笛の音が聞こえ、驚くチニ。
「心が通じたのか。ここに来れば会えるかもと思った
忘れたものがあると戻ってきたのだ。
男と女ではなく友となら共に生きられるのか?
しかし私にはそれは出来ない。それならそなたを失うことを選ぶ。
初めて女人を愛した。そしてもう二度とない。
だからこの心を持って行く事は出来ない。
一人の女を愛した心はここに置いていく」
ジョンハンの思いに涙が溢れ、振り向くことが出来ないチニ。
「顔を見せてくれ。最後だから」
振り向いたチニの頬は、重いがこもった涙でいっぱい。。。
その夜、結ばれた二人、、、

チニが眠ってる間に、笛を置いて都へ旅立ったジョンハン。
その笛を手にすると涙がこぼれ、
ジョンハンへの思いを綴った詩を詠むチニ。
---同じ道を辿り、再び会いに来てくれた。
    同じ時、あの道でもう一度会える---

「ファン・ジニ」他の回はこちらです。


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