王女の男 最終話 「永遠の愛」

☆感想とあらすじ(ネタバレあります)☆
無鉄砲に…いや危険を覚悟し、
ハン・ミョンフェの策略を伝えに来たセリョンが愛しくて涙が溢れるスンユ。
このまま帰すわけにいかず、同志たちがいる砦へ連れていきました。

同志らが訝る中、
「私の妻です」とキッパリと告げるスンユ。
前の回のレビューにも書いたけど、
客観的に考えればスヤンの娘がここにいる事を
皆、よく思うはずないでしょうに。

シン・ミョンの兵が来る前にこちらから叱れるのが得策だけど、
そうするには兵力不足。
というわけで、迎え撃つための準備をし待ち構えていました。

セリョンが逃げて冷静さを失い、
部下が止めるのも聞かず、砦を捜しに兵を率いて山に入ったミョン。
割りと簡単に砦を発見し、
もちろんスンユらは撤収済みなんだけど、
冷静さを失ってるミョンにはそんな考えが及ばず、
部下たちに捜索を命じました。

「誰もいません!罠です!」
部下の声に気づいた時には、すでに袋のねずみ状態で、
まわりを取り囲んでた反乱軍に攻められてしまいました。
次々にやられる兵士たち…。
「全滅します。退却しましょう」
部下の声にようやく我に帰り、撤収を命じたミョン。

しかし、次々と反乱軍が切りつけてくるもんだから、
逃げることも叶いません。
戦うミョンを見つけ、武器を投げつけるスンユ。
それに気づき、ミョンを庇って自ら刺された部下・・・。
・・・私、スンユが悪役に見えてしまったよ(;´▽`A``
やってることはなんだけど、この部下はミョンの忠実な部下だったから、なんか好きだったのよ。
それにスンユは迷うことにくミョンを殺そうとしたね・・・。
その事もショックでした。


愕然のスンユ。←なぜ?殺そうしてたのに?

傷の手当してくれるセリョンに
「血を見るのは嫌じゃないか?
自分が人間なのか獣なのかわからなくなる」と呟くスンユ。
心も体も疲れるスンユを抱きしめ、
「私にとって愛しい人です」とセリョン。

反乱軍を捕らえたという知らせが来ないからヤキモキし、
「シン判官はスンユをまだ親友と思ってるのでは?
もし向こうに寝返ったらどうする?
いや、冗談だ。
まさか王の傍にいる父親を見捨てないだろう」と、
ミョンの父シン・スクチェを揺さぶる世祖。

翌日、セリョンと二人でつかの間の穏やかな時間を過ごしたスンユ。
反乱軍のリーダーなのに、
ゆうべは敵を撃退したとはいえ緊迫してるのに、
スヤンの娘をよく思わない同志も多いのに…。
こういうシーンは二人のラブが好きな人にはキュンと来るだろうけど、私は。。。
ここに残ると言い張るセリョンに、
「そなたを置いて危険な戦場へ行けぬ。
都に戻り寺で待っていて欲しい」と涙を堪えて説得するスンユ。
「必ず生きて戻ってください」とセリョン。
でもその寺って、セリョンの母も出入りするのにねぇ。

都への出兵を前に、それぞれが別れを惜しんでいました。
ノグルは仲良くなった妓生と、
ソクチュはいつものように安心させるような笑顔を見せ、
チョヒ姐さんの手を握りました。
いつも素っ気無いけど、今生の別れになるかもしれない今、手を握り返すチョヒ姐さん。
そしてセリョンとスンユは抱き合い、
必ず迎えに来る、待ってますと約束。
セリョンの後姿を目に焼き付けていたスンユ。

女装のソヨンは…^^;
誰かいい人が見つかるといいね!
ソヨンの声をあてていた代永翼くん、
ピッタリだったよ♪お疲れさま~。


寺に到着。
つわりの症状がこみ上げ、妊娠に気づいたセリョン。

「王様から使いが来た。
反乱軍を倒さないと失った信用は取り戻せない」と
ミョンにハッパをかけ、託された剣を渡すハン・ミョンフェ。

反乱軍と国軍の戦いが繰り広がり、
どちらの兵士もドンドンと死んでいき・・・。
そしてとうとう、対峙したスンユとミョン。

互いに譲らず剣を交える二人。

後方から待機してたものの、中々決着がつかないもんだから、
業を煮やして「キム・スンユに向けて矢を」と命じたハン・ミョンフェ。
シン・ミョンがいます、と躊躇する部下、
「好機を逃してしならん!早く討て!」

一斉に放たれた矢はスンユには一本も当たらず、
ミョンと反乱軍の兵士にヒット。。。
スンユがしゃがんでたというのもあるけど、これはあんまりだ。

ミョンを安全そうな場所に移し、
「スヤン兵がなぜお前を?!」とスンユ。
自虐的な笑いと涙が浮かび、「なぜ俺を助ける?
お前たちはいつも俺に惨めに思いをさせる。
…チョン・ジョンの元へ先に参る。行け!」とミョン。
そして動くのもままならない体で立ち上がり、
スンユの盾になるように、矢を受けて逝ってしまったミョン。

詫びることも、わかりあうことも、許しあうこともなく、
自分の目の前で死んだ親友の目を閉じてあげ、
「静かに眠れ…」とスンユ。
こう生きる事しか出来なかったミョンのことを
スンユはわかってくれたのかな。。。
後のセリフでミョンの名前が出なかったから
多分、わかりあえない二人だったのでしょう。


益々スヤンへの怒りがこみ上げ、敵に突進するスンユ。

そうした活躍でここでの戦いは圧勝。
都への進軍の先遣部隊を頼まれたけど、
「私にはすべきことが。
スヤンがここに兵を送り続ける限り、都の守りが手薄になる。
その隙をつきます」とスンユ。

いつまでも反乱軍を制圧できないことにイラつき、
シン・スクチェを目の前にしてもミョンの死さえも悼まず、
戦場で死ぬのは当然と言い放つ世祖。

黙って俯いていたけど、世祖への忠誠心が薄らいでいくシン・スクチェ。

まったく世祖ったら冷たい!!と思いきや
肩肘張って強がっているのかもしれません。

その夜、不思議な夢を見た世祖。
死に装束で枕元に立ち、号泣してる端宗。
ポタポタと流れる涙が掌に落ち、夢と思えないほどリアルな感触で
ハッと目が覚めました。
涙が落ちた場所には、いつの間にか出来た傷が残っていて。。。

翌朝、セリョンが滞在してる寺へ。
表向きは世子の為だけど、
端宗やチョン・ジョンたちのことも供養したかったのかも。

世祖が宮殿を出た今が絶好の機会と読んだスンユたち。
しかし一緒に行くと言うソクチュとノゴルに、
「もっと大事なを頼みたい。俺の妻が寺にいる。
俺が死んでもスヤンが死んでも不幸になる。
あの者を頼む。俺はずっと辛かった。
亡くなったものたちの思いが肩にのしかかり…。
もうその荷を降ろしたい」と
一人で討ち入りに向かう理由を話すスンユ。

世祖と王妃が来ると聞き、急いでセリョンに知らせる敬恵王女。
母となった者なら身重だとわかるから、
隠れてるようにと話してると、後ろに世祖と王妃が!む

セリョンが身重?キム・スンユの子?
呆然の世祖と王妃に、「私の夫です」と毅然と告げるセリョン。
セリョンを軟禁するように命じる世祖。
・・・あら?もう娘じゃないでしょうにーー。
なんだかんだ言ってもお父さん。

「世子を連れて行ったではないですか。
なのになぜキム・ジョンソの血筋を…」と仏に呟く世祖。

決して混じってはいけない血。
産まれてくる子を憐れむ王妃に
「誰も運命を決める事など出来ません。
この子自身が決めることです」とセリョン。

兵士の服を奪って成りすまし、寺に侵入したスンユ。
守りの兵士を殺し、
とうとう本堂にいる世祖ま後姿に刀をつきつけました。

「私が死ねばセリョンが悲しむ」
世祖の言葉に動揺するスンユ。
更に追い討ちをかけるように、
「私が大勢を殺して即位したように
お前も復讐という名目で大勢の命を奪った」と世祖。
そうそう!私もずっとそこがスンユに感情移入出来ない所なんだよね。
しかしスンユは生き残った者の使命と言って
人殺を悔やむ事はなく、
「俺が死んでもまた別の者が現れる。
血で染まった手で奪った王位でも死ぬまで苦しむ。
あの世で許しを請うが良い」と言い、剣を振り上げました。

「セリョンが子を宿した。お前の子だ」
世祖の言葉に動揺した隙に
駆けつけた武官が短剣でしとめ、捕まってしまったスンユ。

ボコボコにされて庭に引きずりだされたスンユに、
「命乞いをしろ。私を王と認めれば許す」と世祖。
チョン・ジョンたちにも同じ事言って恥かいたのにまた・・・(-_-;)
案の定、世祖にツバをはきつけるスンユ。
イラっと来て、首を撥ねろと命じる世祖。
・・・と、そこに、不吉な予感で駆けつけたセリョンが。

王妃と敬恵王女も駆けつけ、
身重のセリョンを動揺させるなんてと責められ、
処刑は翌朝にすると、その場を収めた世祖。

瀕死の傷で投獄されてふと世祖の言葉が過ぎり、
「幼い子を抱っこし、セリョンと三人笑い合う日を思い、
穏やかな笑みが浮かぶスンユ。

世祖に詫びろと説得されても頑としても拒絶するセリョン。
しかし、子に父親の顔を見せるべきと
王女たちに言われ、堪えていた感情がこみ上げ慟哭。

牢獄のスンユの元へ行き、涙が溢れるセリョン。
娘への温情で王妃が見張りの武官に命じて、
中へ入れさせてくれました。

血だらけで眠ってるスンユの手を握る
あの世へ行って父上とチョン・ジョンに会ったら(ミョンはーー?)
私以上に守ってくれた女人がいたと話す」と告げ、
セリョンのお腹をなでるスンユ。
「生まれ変わっても私は…。
どうか忘れないでくれ」とやっとの思いで告げ、
息耐えてしまったのでした。

数年後、、、
墓の前で
「二人一緒に死ねて嬉しいでしょうね」と呟くスクチェたち。
スンユもセリョンも死んだの?と思わせるシーンだけど、
セリョンが死んだシーンが無いじゃん!ってわけで、
薄々後のストーリーが読めますね。


すっかり年を取り、老け込んでしまった世祖。
体調が思わしくなく、
湯治へ行くという世祖に、今回はお忍びで行きましょうと王妃。

その地へ向かう途中、
子を連れたスンユにそっくりな青年を見かけ、思わず輿を止める世祖。

自分に目も留めず、笑顔で通り過ぎた青年。

実は牢獄でスンユが息を引き取った…とされた日、
「お前たち二人とも死んだ。
遠くへ逃げ二度とお父様の前に現れるな」とセリョンに告げた王妃。
いつも世祖に忠実だった武官(キム・ジョンソを殺した時いたよね?殺した人?)が、協力してくれたのが私的にツボでした。

セリョンは自害したと夫を騙し、
妻である前に、王妃である前に、母親だった王妃。。。

王妃は嘘をついた…と気づいたけど、
世祖は微塵も責める気持ちなどなく、嬉しかったのでしょう。
幼子を連れたスンユの後を追い、涙ぐんでいた姿も、
優しいまなざしで振り向いていた姿も、
王ではなく、父でした。。。

スンユはケガが元で目が見えなくなっていたけど、
もし、目が見えていたら
輿に乗っていた世祖に平常心でいられたかどうか…?

「情とは何であろうか?と、説いてみる。
我らにとってためらうことなく、生と死を共にすること」
スンユもセリョンも同じ思いで、幸せに生きていました。


それはそれでいいけど
スンユに従っていた反乱軍はどうした?
死んだということで抜けて、スンユはそれでいいのかなぁ。


前回のレビューの最後に書いたけど、
二人とも死ぬ?と思いきや、
ハッピーエンドに収めましたね。
ロミオとジュリエットのストーリーからは、
方式で片方が死んだことにする、、
後追いして死に、結局両方死んだ(死んでないけど)のエピソードを盛り込んだわけですね。

やっぱり私は、
スンユが復讐という名の元に、人殺しをしたのに
それを悔やんでないのがどうも納得できません。
目には目をという考えなのでしょうが。
セリョンも「父と変わらない」と思わないのが不思議。

最終回は、世祖の優しいまなざしにやられてしまいました。
やっばり私は敵役がチラリと見せる情が好きだな~。

「王女の男」他の回はこちらです。


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