イ・サン 第49話

「新たなる敵」

☆感想とあらすじ(ネタバレあります)☆
朝会の時間だというのに、宮中をゾロゾロと闊歩してるノロン派の面々。
王様(イ・サン)とバッタリ出くわし、窘められても悪びれることなく、
「辞表を出したから朝会に出るわけにいかない。
科挙が取りやめにしないかぎり、覆すつもりはない」と答えるチェ・ソクチュ。
2000人一般公募した科挙の試験への反発で、
自分達ノロン派を追い出すためだろうと言うのでした。
すると「その通り。私に従えぬなら朝廷を去れ」と譲らないサン。
なーんか・・・子供の喧嘩に見えてきてしまったよ・・・

しかしサンの方が少し歩み出て、
「10日後の試験まで猶予を与える。
それまで申し出がなければ辞表を受理する」と告げました。
と、いうのも、
本当に地位を失えば「重臣」じゃなくなるわけで、
焦って撤回するだろうと読んでいたのでした。

ノロン派が執務をボイコットし仕事が滞ってる対策に、
かつて朝廷に仕えていて追放された南人(ナミン)と少論(ソロン)の臣下を都へ呼ぶことにしたサン。
しかし、提出された辞表は100通を越えてるし、
地方の役人も同調するのは明らかで、
「これでは焼け石に水。
民への暮らしに影響が。対策が必要」と訴えるチェ隊長。
それはサンも考えていたようで、
急を要する事項を纏めた資料を渡し、
すぐ対処するようにと告げました。
しかし、チェ隊長の顔はなんだか不安そう。

奎章閣(けいしょうかく...王立図書館)を任されたキ・チョニクら庶子の面々は、
官服こそ赤や青で地位の高さを物語ってるけど、
それより格下の緑色官服の官吏から見下され、
塞いだ道を開けてもらえない始末。
↑全くーー!子供じみたことをーーー(-_-;)
ムッとして食ってかかろうとする仲間に、
「もめれば王様に迷惑がかかる。
差別を受けるのはいつものこと。怒りを沈め耐えるのだ。
王様も耐えてくださってる」と止めるキ・チョニクとパク・チェガ。

サンの思惑と裏腹に、辞表を撤回するノロン派は皆無。
思ったより強い結束に、
「対立などせずその力を一つに出来れば良いものを…」と呟くサン。
敵対してるから追い出そうってつもりじゃないのよね。
しかしノロン派は、
我らの考えこそが政治のすべてで他の党派は認めないと譲らずで、まあ政治っていつの時代もこんなものか~?

王様は折れる気配はないし、
元官僚が続々と上京している、
本当に自分達は朝廷を追い出されるのでは?と焦るノロン派。
しかし中心となってるチェ・ソクチュは、
今更引き下がることはできないと一喝。

そう強がっていたけど、
内心穏やかじゃなく対策を考え、
「結束を欠くノロン派を一致団結するには
それだけの力を持つ者が必要。
前左議政チャン・テウ様を都へ呼ぶ」と大妃(前王妃)に了承をもらいに向かったチェ・ソクチュ。

チャン・テウの名前に動揺が走る大妃。
というのも、かつてはノロン派の筆頭だったチャン・テウ(「ピアノ」毒蛇「朱蒙」大使者「海神」チョ大人のイ・ジェヨン)は、
王妃がノロン派の筆頭として台頭し、
チャン・テウは失脚し、都を追われたらしい。
頼みに来たソクチュに、
「王室のお偉いさんとはいえ、あんな女子に将来を託すとは。
私を追い出しておいて今更」と言いつつ
ノロン派の危機に、または再び権力を得るため?
部下ミン・ジュシク(「チェオクの剣」チェ・ダルピョン「善徳女王」ソルチ「ニューハート」ヨンギュのチョン・ホグン)と共に都へ。

いよいよ一般公募した科挙の試験当日、
受験生が大勢押し寄せると思いきや、
どこの会場も閑古鳥が鳴いてる状態でした。
唖然とするサンの前に颯爽と現れ、
挑戦的な目を向けるチャン・テウ。

今回の科挙を潰した張本人チャン・テウ。
「彼の学識は一流で、
党派を越えて多くの者たちの尊敬を集めている
それで国中の儒生に受験せぬよう言ったらしい。
一言【死ね】と言えば、儒生が死ぬ真似する」大物なのだそう。

道義と礼儀に外れてるから潰したと言うチャン・テウに、
「ならノロン派で固めるのが道義に適っているのか?」とサン。
肯定し、物事には善と悪があり、悪は捨てるべきもの。
国と朝廷を正しく導くのはノロン派の考えで
先の王もそうしてきた。
先代の意志を無視するのですか?」とチャン・テウ。
「政治に大切なのは調和。
己と違うものを排除するのではなく、互いに調和しあう。
先の王様もそういう考えだった。
そなたたちがどう出ようと私は引かない。
科挙は6日後に再び行い、南人と少論、庶子を登用するという考えは変わらない」と一歩も譲らないサン。
二人の話は平行線。
科挙の試験はまた流れるでしょう。
王様に正しい道を示すのも臣下の役目。
命をかけても抵抗せざるを得ません。
王様はこの国の君主ですが、国は王様の物ではない。
挑戦は400年、両班によって守られてきた」とチャン・テウ。

クギョンを見かけ、わざわざ話しかけるミン・ジュシク。

チャン・テウが都に戻ったことで息を吹き返したノロン派。
辞表が次々と提出され、登庁を拒否、
朝廷の業務に多大な影響が出てきました。
地方にいる南人の官僚を呼びよせ、対処を考えていたのに
その官僚達がいつまでたっても都に現れず、
テスたちが調べたところ、
身分証が偽造だと疑いをかけられ、
地方の役所で足止めを食っていたのでした。

そのせいで朝廷だけじゃなく、地方にも影響が出ていました。
泥棒が出ても野放し状態、
恵民署(ヘーミンソ....民を診る医院)では
官僚に続き医官もボイコット。
人手が足りず、患者が溢れていたのでした。
視察に来てそんな状況を目の当たりにし、愕然のサン。

そこにいた顔見知りの医官(以前、先の王様の疫病を診た医官?)から、
「ここにい危険。
都に疫病が広がっているのです。
3日前に恵民署の署長に報告したのですが、
朝廷に伝わってないようです。
医官が足りず、思うように手を施せずにいる」と言われ、言葉を失うサン。
意地を張って…という言い方はナンだけど、
意志を曲げずにノロン派と張り合ってる間に、
民にしわ寄せがきちゃうなんて・・・(>_<)
理想を貫く姿勢は良いのだけど、なーんかねぇ。。。



並行し、側室問題が色々と。
王妃が直接図画署に出向いてきたことで、
「ソンヨンを側室にするのに見定めに来た」と噂する画員や茶母たち。
それはビンゴでソンヨンに中を案内してもらい、
「そなたがどんなところで仕事をしてるか
自分の目で見たかった。
そなたここを去る事が出来るのか…。
もうじき宮中で王様の側室が選ばれる。
私はそなたを推薦するつもり。
宮中に入り王様のおそばで見守るのだ」と言う王妃。
王妃は世継を産んで欲しい気持ちと共に、
これからも険しい道を進み、
苦しく孤独の中にいるサンを癒すのは自分じゃ足りない。
心許せるソンヨンの支えが必要と考えていたのでした。

側室になればサンのそばにいれるけど、
画員になる夢を諦めなければならない・・・。
って部分でもっと悩むかと思いきや、、、

バッタリ宮中で顔を合わせたソンヨンとサン。
広い宮中なのに偶然が多いわ・・・^^;
執務室を案内し、ソンヨンを見てるだけで
幸せ~~~って顔で微笑むサン。
サンの顔色が悪く痩せたことに気付き、
政務が忙しく食事をする暇がないと言うサンに、
「それではいけません。お体を大事にしないと」とソンヨン。
女官に言われるとイヤだけどソンヨンの小言は心地よいと告げ、
今夜は食べると約束したサン。

その夜、やっぱり忙しくて食事を抜こうとしたサンだけど、
「約束しましたよ♪」と言うソンヨンの声が脳裏を過ぎり、
ちゃーんとご飯を食べたのでした。

こういう時間を持てば持つほど、サンへの思いが募るソンヨン。

家に来たイ・チョンから「ソンヨンが側室に」と聞き、
根も葉もない噂と怒るテス。
この怒りは嘘であって欲しい・・・という現れなのでしょう。

寒い中、外でソンヨンの帰りを待ってたテスから側室話を切り出され、
最初は笑って誤魔化したけど
「許されるならそうしてもいいのかな。
本当は王様のお傍にいたい。
毎日そばでお顔を見て気遣いたい。
つらい事はなかったかお聞きし慰めてあげたい。
でも私の身分じゃ無理よね」と吐露するソンヨン。
ソンヨンの気持ちはわかっていたけど、
いざそう言われるとショックを隠せないテス。
「いつまでも王様の背中ばかり見て、
つらそうなお前を見てると俺まで苦しくなる。
俺じゃダメなのか?
王様を思う気持ちも、諦めめい気持ちもわかってる。
でもお前の傍にいちゃダメなのか?」とテス。
兄のようなテスの突然の告白にに動揺するソンヨン。

ソンヨンは画員になる夢があるので、
側室話が出ても、サンのそばにいたい気持ちと、
夢を捨てられな気持ちで悩むと考えていました。
だからアッサリと側室になりたいと言うソンヨンに、
あまり共感できなかった・・・。
ラブラブシーンが見たい気持ちも山々だったけど、
「二人の秘めた思い…が良かったなぁ」と
勝手に思ってしまいした。


一方、ソンヨンを側室にする案に大反対のサンの母は、
クギョンを呼び、「そなたの妹を側室に」と申し出。
そうなれば王族の外戚になるなんて
嬉しい事かと思いきや躊躇するクギョン。
束縛が多くなるから意外とイヤなものなのかな?

サンとソンヨンが心を許して談笑してる様子を
訝るように見ていたクギョン。


チャン・テウという新たな敵が現れたけど、
再び実権を握りたい大妃にとって目の上のコブ。
ここから綻びが出そうな気も?


「イ・サン」他の回はこちらです。


イ・サン DVD-BOX III
NHKエンタープライズ
2010-06-23

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by イ・サン DVD-BOX III の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

TAMAMI
2010年08月14日 00:22
たしかに、ソンヨン、キャリアとの葛藤はありませんね。王様のそばにいては絵は書けないのかなあ。
クギョンにせよ、チャン・テウの問題にせよ、サンちょっと独断が多い気がして、ちょっとイライラしちゃうこのごろです。
2010年08月17日 17:56
TAMAMIさん、こんにちは~。

>王様のそばにいては絵は書けないのかなあ。
趣味程度ならOKでしょうが、宮中に上がれば画員は無理でしょうね。ソンヨンに画員を続けたい意志が感じられなく、私的にちょっと残念でした。

>サンちょっと独断が多い気がして
私も思います。
自分が考えてる事はまわりもわかってくれる…と思っているのかなぁ。
言葉にしないと誤解を生む事もあるだろうし、なんか心配です。

この記事へのトラックバック