ベートーベン・ウィルス 第10話

「歓喜の歌」
  ☆感想とあらすじ(ノーカット版・ネタバレです)☆

ルミの告白に言葉を失うカン・マエ。
廊下からの物音でゴヌに気づいて連れて来て
「私を好きだそうだ」と。
戸惑う気持ちを打ち消す為、ワザとなんでしょうね。

指揮の事で相談に来たのに、思わぬ光景に出くわした上に、
急に合唱団が来られないと連絡が来てピンチのゴヌ。

市響の悪い噂話を聞かされ、
「関心が高いほど失望も大きい。どうなるか」と
因縁の仲であるチェ議員と言われて心配になる市長。
それでも平然とした素振りで、
「オーディションで選ばれた精鋭達。大丈夫」と言ったのだけど、
研究団員たちの経歴を書いた紙(ガピョンは認知症、ヨンギはキャバレー出身等など…)を落としてしまって、“音楽の街プロジェクト”に反対してたチェ議員はニヤリ。

合唱団が来ないのは豪雨の為じゃなく、
リハを見て決めると噂を聞いて誤解したからでした。
少し弱気になってるゴヌに
「逃げずに礼服を着て来い」と激を入れるカン・マエ。

ルミに電話して、「お前に興味はない。愛なんてホルモンのイタズラ。
さっきの話はゴヌに言うな。
今日はゴヌの指揮デビューの日だ」と告げるカン・マエ。
わかっていた事…と諦め顔のルミ。

チケットは売れたのに会場はガラガラ!
これも豪雨だから…じゃなく、あのチェ議員が会社名で買い占めたせいと判明し、愕然の市長。

トラックを牽引するのに被災地のトラクターを持ち出し
被災者から責められて足止め中のヨンギたち。
「楽器を取り出さないと濡れて腐る」と焦るパク先輩の声に、
「俺達は家が水につかった」と呆れる被災者たち。
確かにそう言いたくなるよね。。。
コンサートと事情を話しても、歌って踊るヤツか?とバカにした言い方され、思わず「無知な。クラシックだ!」と言ってしまったパク先輩。
無知と言われちゃ黙っていられず、楽器を壊せ!と息巻く避難民たちと、止めようとする団員たちは掴み合いにーーー。

乱闘騒ぎが起きてると聞かされ、駆けつけたカン・マエ。
落ちていた笛を鳴らして止め、
「ロクに食ってないのに元気ですね。
私達の公演が見たいのですか?でも格好からしてクラシックとは縁がなさそう」と神経を逆撫でし、
怒りに震える市民に「では招待しましょう。義援金だ。
それとも施しが?物乞いだから」と益々エスカレート。
怒りが爆発し、カン・マエを殴りつける市民。
実はこれはカン・マエの作戦。
でも招待したい気持ちは、本音だったろうね~。
警察の厄介になるか、和解するかと持ち掛けると
渋々了解したのでした。

さっき、カン・マエとと何を話していたか気にするゴヌに、
練習の事と言うルミだけど、
「嘘ついてるな」とゴヌにはバレバレでした。

1時間開演を遅らせたものの、閑散とした会場を見て
ベートーベンに語りかけるカン・マエ。
「リハも出来ない、合唱団は来ない。
耳が聞こえなく10年も苦労して作曲したのは知ってます。
だから私にも試練を?この曲をやるといつもそうだ」
段々と苛立って来たところに、
浴室から自分のサンドイッチを手にした子供が出てきました。
パーティしてるだろ?ご飯がないのおじさんのせい。
悪い人だと父さんが言ってた」と言う子供は
さっきカン・マエを殴った避難民の息子でした。
「お父さんは人の物を盗んでいいと?」と嗜めるカン・マエ。

父親には自分があげたと話し、子供を庇うカン・マエ。
しかし父親は「物をねだったのか?男なら恥を知れ。泣くな」と叱りつけ、パン代を払おうとしたのでした。
「代わりに公演を見て欲しい」とカン・マエ。
「サクラになれと?
公演をメチャメチャにしてやる」と怒る避難民代表さん。
「私も義援金を出す方が楽。
でもそれで心の傷は癒えますか?」と息子の気持ちを思うカン・マエ。
チョコを渡され、一瞬迷いながらも投げつけた息子。
「家も食べ物もない。友達はからかう。
なのに父親は堂々と生きろと言う。
失ったのは家だけじゃない」とカン・マエに言われても
「釘も打ったことない人が」と父親。
「ありますよ。レンガも運んだし、瓦礫の山で教科書を探したことも。息子さんは昔の私のよう」
カン・マエの言葉に、絶句する父親。
(父親は「太王四神記」パソン兄かしら?)

開演時間が迫ってきた頃、
またガピョンの様子がおかしくなってしまいました。
「デス・プレスをご存知ですか?
死に際の荒い息の事で、普通はすぐ死ぬけど
一ヶ月耐えた人を見た。大事なのは精神力」と語りかけるゴヌ。
昔に帰ってるガピョンを無理に何とかするんじゃなく、
そのままのガピョンで・・・と。

ゴヌの思いが通じ、正気に戻ったガピョン。
ところがなぜか足を引きずっていて、イドゥンが足を見てみると、
気が緩まないように靴に石を入れていて、
カカトから血が滲んでいたのでした。
「記憶が曖昧になるのはわかってるが、
50年のキャリアがある。認知症に負けるものか」とガピョン。
何だか泣けてくるわ・・・(T_T)
その気持ちを汲み、
歩き辛そうなガピョンに肩を貸してあげるイドュン。

招待した被災者たちが来てくれれば、空席が埋まるしPRにもなり、
一石二鳥で大喜びの市長。
来てくれるかわからないけど、心に届いて欲しいと願いを込め、
扉を開けておくように告げるカン・マエ。

開演直前になっても合唱団長は電話に出てくれず、
直接説得しようと車を走らせていたゴヌ。

切羽詰ってるのはわかるけど、勝手にいなくなった事で
「戻って来るなと言え」と激怒のカン・マエ。
そのカン・マエは、さっき殴られて倒れた時に腕を強打し、
タクトを振るのもつらい状態なのでした。

ゴヌはいない、合唱団は不在、リハはしてない、
パク先輩のコントラバスは壊れてテープで修復、
空席だらけ…悪い事ばかりで開演時間になりました。
白々しく会場を見渡すチェ議員。
公演が失敗したのを書かせようと、
以前カン・マエの酷評時記事を書いた
音楽誌の編集長を連れて来ていました。
結局成功して、チェ議員には仇になるんじゃ~?

合唱団長に会えて説得するゴヌだけど、
「問題は指揮者。リハでダメと判断されたら
公演せずに帰る事になる」と団長さん。
すると跪いて頼み
「今まで何もかもが適当でやり遂げた事がない。
でも先生に会ってから何か出来ると気付いた。
諦めてた僕を信じてくれたのがカン・マエ。
なのに僕のせいで窮地に。先生を助けてください」と涙が流れるゴヌ。
その気持ちは伝わったけど、
合唱団は解散したと言われてしまいました。
最初からそう言えばーーと思ってしまったわ^^;
それに直前のドタキャンなんて大人げないしーー。


第一部の出来は散々で、カン・マエの腕もかなり痛そう。
戻って来たゴヌを叩き、
合唱団は解散してたろ?と知っていたカン・マエ。

合唱のない第九も可能だけど、やれば音楽家生命は断たれる…と音楽誌編集長が言ってたけど、
その合唱なしで行くと、団員達に伝えてたカン・マエ。
中止しては?と意見が出たけど、
「ジンクスは破るためにある。
今日は観客が少なく楽器も万全じゃなく、
病人もいて最悪の公演になるかもしれないが、
皆さんと一緒だから私も決行するのです。
今まで乗り越えてきたでしょう?
神は克服できる人にだけ試練を与える。行きましょう。
私達がどんなに素敵ですごい人かを証明します」
自分達を信じてくれる力強いカン・マエの言葉に
ステージに向かったのでした。

ロビーのテレビで公演を見ていた避難民たちの中には、
直接見たいと言う人も出てきて、
「ご自由に」と告げる避難民代表さん。
その脳裏には、さっきカン・マエから聞いた事が蘇っていました。

---私は貧しいが頭のいい子でしたが、
だが賢いと世の中の道理がわかってしまう。
「頑張った人への見返りなどない。
金持ちは一生金持ち、貧乏は一生貧乏」
つまり私は死ぬまで貧乏。
それからはプライドが命でした。
世に貧乏は自分が選んだんじゃないと訴えたかったのかも。
しかし水害ですべて終わり。その日から仮説テント暮らしで、
義援金を受け取らない身の程知らずの子になった。
そして死のうと思いました。

---同じ年頃の子たちから殴られ蹴られた子供時代、
母親は三分おきに痰を取らないと死ぬ、
だから10分我慢して、母と共にこの世を去ろう。
母は全身麻酔だから簡単なことだった。
苦しそうな母のうめき声に耳を塞いでると、
どこからか第九の美しい演奏が・・・。
ドアを開けると、そこはコンサート会場で、
指揮をしてるのは大人の自分が。。。

---夢か幻だったかも。
でもそれは救いであり慰めであり活力だった。
そして私は指揮者になりました。
その時の私が感じた慰めと活力を
皆さんにも感じて欲しいのです---

演奏の途中で、ゴヌの思いに応えようと団長さんが働きかけて集まった合唱団が入場。
素晴らしい第九が響き渡り、
会場には、避難民代表の父子の姿もありました。
観客席はまだ空席も目立つけど、
演奏が終わると感動に包まれ
みんな惜しみない拍手を送っていました。
チェ議員は、そんなーーという表情でいい気味ね~。

カン・マエの腕は、ルミが買ってきてくれた湿布と
それを無理やり貼ったゴヌのおかげで持ち堪えました。
ところが骨にヒビが入ってたのに無理が祟り、
控え室で気を失っていたのを見つけたゴヌ。

36時間も眠り(!)、意識が戻ったカン・マエに
ゴヌがおぶって病院へ連れて行った事を教え、
「いい弟子をお持ちだ」と
気持ちを呼び覚まさせたゴヌを見る合唱団長。

心配で病院に来てたのに、顔をあわすと気まずいルミ。
公演の時の記憶がなくどうだったか聞かれ、
成功したこと、あの編集長がいい記事を書いた事、
「被災者の心も慰めた公演」と書かれた新聞を渡し
ドキドキする気持ちを抑えて帰ったのでした。

公演の日にルミとゴヌに冷たい空気が流れてたと
鋭いバイオリン姉妹から
百日祝いのプランを持ちかけられたゴヌ。
恥かしいーーと逃げてたのに、
「女ならイチコロ」と聞いて乗る事に~。

記事を書いた編集長に
「礼は言いません」と相変わらずのカン・マエ節。
編集長もわかってるみたいで怒る事なく、
「チェ議員から聞いた話を確かめたかった。
認知症やキャバレー出身者がいるとか?3億横領した人も」と。
「横領じゃなく騙されただけです。
誰よりも熱心な団員で3億以上の価値がある」と庇うカン・マエ。
「しかしそれではみな納得しない。
チェ議員が告発するそうだ。
その団員f辞めさせた方がいい。本人の為だ」と編集長。

本人の為…。
そう思ってルミにクビを宣告したカン・マエ。
事情を知らないルミは、
告白した事が…と思いそれを言うと、
「アチコチ媚びを売り、弟子の恋人を横取りしろと?
私の団員である事が不潔だ。出て行け」
とワザとに冷たい言葉を突き付けるカン・マエ。

泣いていたルミにガピョンさんがーーとヨンギが呼びに来て
急いで駆けつけると、サプライズパーティでした。
付き合い始めて百日記念で、みんなが祝福し、
緊張しながらゴヌが花をプレゼントしたくれたけど
1人心が冷めていて「ありがとう」と言って嗚咽してるルミ。
その涙は感動じゃない…と気付いてたゴヌ。

バイオリン姉妹に支えられて行ってしまったルミ。
追うゴヌに「まだダメだ」と止めるカン・マエ。

幼少時代のカン・マエの回想シーンは胸が詰まりました。。。
そんなつらい境遇だったなんて(ノД`);・
第9話でヒヨンさんに責められたシーンで
「子は親を見て育つ」と言われ、目が潤んでいたカン・マエ。
今思えば、知らないとはいえ傷つける言葉だったんだ。
貧しい暮らしの中でピアノを弾けるようになり、
音楽大学進み、留学、一流の指揮者に・・・。
一体、どれだけの努力をしたのか。
カン・マエの厳しさ、強がる理由がわかった気がします。
そしてカン・マエに生きる希望を与えた「音楽」…。
素晴らしいね!


「ベートーベン・ウィルス」他の回はこちらです。




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