ベートーベン・ウィルス 第15話

「揺らぐ心」
  ☆感想とあらすじ(ノーカット版・ネタバレです)☆

目の前のカン・マエに緊張しつつも、
ソツなく演奏をこなすマウス・フィル。
一方のカン・マエは演奏が始まると、
愛弟子の成長を食い入るように見つめていました。

スローな曲を少しテンポアップした編曲に
評論家いい評価。
ところがカン・マエの評価は中々辛辣で、
「彼の曲の解釈は真逆」と解釈を説明して、
手本見せようとしたのでした。
指揮棒を渡すのをためらうゴヌだけど、
「言ってわからないなら叩く」とカン・マエの言葉に
自信喪失気味に肩を落として渡したのでした。

指示が聞こえないルミを外し、
カン・マエの指揮で同じ曲の演奏が始まりました。
さっきのカン・マエと同じように、
食い入るように見つめてたゴヌ。
演奏が終わると「これは優雅な曲。ジプシーの曲じゃない」と
満足そうなカン・マエに、
「この程度のアレンジは可能だし、先生が曲の一部を切り出したのも、遅くしたのも編曲」と意見を言うゴヌ。
評論家もゴヌに同意したけど、
「あれはクラシックじゃない。
彼らに参加資格はない」と言い張るカン・マエ。
ここまで意固地なのは、
ゴヌの斬新な解釈が衝撃的で恐れたのでしょうね。


「先生」と話しかけられても、
「けなしたのは、僕を刺激するために?」と言っても否定するカン・マエに、「僕らは力不足ですか?」と尋ねるゴヌ。
一瞬言葉に詰まり、そうだと答えるカン・マエ。
「あの編曲は先生の教えがあったから。
先生は僕達に対して厳しすぎる。
何かあったのでは?」と鋭いゴヌ。
「私に失望したいなら話してやる」と言い逃れ気味に答えるカン・マエ。
若いゴヌへの嫉妬と羨望、
苦しい胸の内を吐き出せれば楽だろうに。。。


カン・マエは反対したけど、一度は断った審査員に突然押しかけてきたというわけで、他の二名の賛成で合格
「なぜいつも、わざわざ追いかけてきて邪魔を?」
と腑に落ちない団員たちに、「変わり者だから」と笑うルミ。

マウス・フィルを離れたパク先輩から、「知り合いがオーケストラを探してる。パラバラにバイトするよりいい」と紹介のお手紙とカンパのお金が届きました。
その心に「家のローンは払えたのか?ミルク代は?」と泣きそうなヨンギ。

練習に行かず家でボーとしていたヒヨン。
「夫が女といた」噂を裏付けるように、
夫の服装はカジュアルになるし、
パイプやスケート場の半券が出て来るし、
「浮気」を疑って何も手につかないのでした。
慰めるルミの言葉は夫を庇ってるように聞こえ、
「あなたは理解あっていいわね。
それでカン・マエも理解できるの?耳も聞こえないのに」ときついヒヨン。
でも、「慰められてる」と言うルミに
「あなたが慰めてるだけで、それは奉仕。
そんなのイヤでしょ?私みたいになる」と
キツイけど心配もしていたのでした。
夫がスケート場に行ってたのは
ヒヨンがチェロにかけているのに感化され、
昔やってたスケートをまた始めたからなんじゃ?


市響に押しかけてきて、選挙に協力しろと強制する市長に
「レクイエムは?それとも人間の醜態がテーマのカルメン?ファンファーレならあなたの家のハーモニカで吹け」と追い返したカン・マエ。
落選したらでたまらない市長。
後日、市長の悪い予感は的中して落選。
音楽の都市に反対してたチェ議員が当選しちゃって、
マウスフィルにも動揺が走りました。

我が者顔で視察するチェ議員とぶつかって、「邪魔」と言い、
次期市長と聞いても「まだ就任前」と堂々としてるカン・マエ。
それはそれでカッコイイけど、チェ議員を怒らせたのは確か。
負けじと、私の愛唱歌を演奏させると命令するチェ議員、
それでも「断ったらギロチン?絞首刑?
愛国歌も演奏しません。ご自分で歌っては?」と
宣戦布告したカン・マエ。

「きっと、新しい市長を痛快に踏みつけたんですよね」と、
光景を見てなくてもわかっているルミのメッセージとバイオリンの演奏に、ささくれた心が和むカン・マエ。

市響の指揮をしながら指示をすると、
「昨日は違っていた。
強く?柔らかく?それとも原曲どおりに?」と言われ
どうやるべきか迷って指示が出さないカン・マエ。
さっきうたた寝して見た夢・・・
・・・不協和音のような演奏だというのに、
団員たちも審査員も陶酔し切っていて、
1人取り残され気分で
「音楽が壊れていく」と叫んでいたリアルな夢、
それは自分の中のことだったとは。。。

係長に感想を聞いてみると、
『運命』は優雅で温かみを感じたと言われ、
運命に立ち向かう力強さが持ち味なのに…と、愕然のカン・マエ。

カン・マエから花が届き、喜んでたルミ。
ところがそこに血相変えてやって来たカン・マエは、
花をメチャメチャに踏み潰し、
「私の音楽が壊れていく」と何かに取りつかれたよう。
「私のせいですか?」
「いや…、私のせいだ」
そう言われても、ショックが消えないルミ。

病状が進み、魂が抜けたようなガピョンに
「そちらの世界は快適ですか?
気を揉むこともなく1人で…羨ましい。
なぜ私を煽ったんです?寂しさなんて我慢できたのに、
おかげで幼稚な人間になりました。
すがられるのは慣れないしイライラする。
今度は突き放せない…」と語り出すカン・マエに、
「わしにどうすれと?」と正気に戻ったガピョン。
そして悩みに答えるように、
妻がいるのに他の女を愛した過去を話し
「まだ感情が怖いのか?」とガピョン。
「愛なんて疲れるだけ」と言いつつ、
ガピョンの愛のその後を尋ねるカン・マエ。

「別れた。愛は勇気がいること」
ガピョンの答えに、自分にそれがあるのか考え込み、
元の自分に戻る為、断ち切ろうという結論に。

主人公が失聴の瞬間、バイオリンのソロが始まるタイムリーな曲のCDを渡し、
「それを聴き一人で耐えろ。私はお前を指揮できない」と言い、
愛は気の迷いとか、
自分には音楽しかないと告げたカン・マエ。
「ならその指輪は?ずっとはめている」とルミ。
「思い出は不変だしこれは鉱物」と苦しい言い訳し、
「人にすがっては音楽に打ち込めない…」と
延々と必死に訴えるカン・マエ。
その声が徐々に遠ざかるけど
何を求めてるのかハッキリ伝わっていたルミ。
笑って別れを受け入れ(←健気…)
「でも不思議。耳が遠くなって
先生の声がよく聞こえる」と告げたのでした。

1人になり、再び殻に閉じこもった孤独の中に身を置き、
これでよかった…と思うどころか、
胸が痛んで仕方ないカン・マエ。

そしてもう1人、断ち切らなければならない人間が。

帰宅したカン・マエに、楽譜を見せて欲しいと頼むゴヌ。
カン・マエの指摘通り原曲に近づけて編曲したけどはかどらなく、
そんな時ルミが
「あなたが好きな指揮者は
仲間に頼んで片っ端から楽譜を借り、
その中には意見の合わない人のもあったけど、
楽譜に残されたメモを頼りに解釈をまとめた」とアドバイスしてくれた事があり、ヒントを得たからでした。
「また私に?踏みつけるぞ」とカンマエ。
「平気です」と答えるゴヌ。
「わからないのか?私の陰湿さを。
「あの時工事を中断させなかったのは、
お前に嫉妬したから。潰しにかかった」とカン・マエ。
慕う恩師からそんな事言われ、涙がこぼれるゴヌ。
「だから早く手放したかったんだ。
人間は利己的だ。配慮だの愛だの…無いのが世の中」
と、あえて厳しい言葉を告げるカン・マエ。

ゴヌの涙は心に突き刺さり、
それでも引き止める勇気がないカン・マエ。
絶望に打ちひしがれ、立ち去るゴヌに
「強くなれ。私からの最後の忠告だ」と言うのが
せめてもの愛情だったのでした。。。

ルミとの決別、ゴヌへの縁切り、つらい事ばかりて、
体調を崩してしまったカン・マエ。
翌日、練習に来ないから様子を見に来たパク先輩が
高熱にうなされるカン・マエを発見。
ヨンギ経由で看病するように伝えたけど、
「練習が先」と聞き入れないゴヌ。

というわけで、看病したのはマウス・フィルの仲間たち。
みんなバイトなどで忙しいのに、時間を作って交代し、
自分達を切り捨てたカン・マエなのに、
そんな態度を微塵も見せず・・・。
こんなところでジーンと来た(゚ーÅ)


目が覚めた時、誰もいなかったけど、
置いてあった薬や水桶などから、
みんなの気遣いがわかったカン・マエ。
孤独の中で生きると決めたのに、
穏やかな笑みが浮かんでいました。

パク先輩が紹介してくれた
声楽家のオーケストラに行ってみたけど、
うるさいステージママに「音が大きい」とダメ出しの嵐。
でも音が大きいんじゃなく、
声楽家の声が小さすぎるのでした。

何度目かの練習の時、またダメ出しされ、
これ以上、演奏の音を小さく出来ないと言うと
「指揮者はカッコつけ。音大も出てないのに。
お金をケチッた私がバカだった」と
娘の実力を棚に挙げ、言いたい放題のステージママ。
堪忍袋の緒が切れて、
ゴヌもみんなもやめる事に同意。
「我々の経歴も大したことないですが、
金で買ったデビューの方が汚い」と告げたゴヌ。
何だかカン・マエに似てきた気が?

気持ちを新たにして市響の練習に望み、
作曲家の意図に合わせると
楽譜どおりの演奏を指示するカン・マエ。
でもそれだと完璧に出来たとしても、魂を感じないというか、プラスαが望めない気がしちゃいます。

そんなところに、とうとう恐れていた事態が発生。
新任のチェ市長がカン・マエを解雇するとーーーー

「ベートーベン・ウィルス」他の回はこちらです。


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この記事へのコメント

akiko
2010年03月31日 12:37
15話まできました。 BSでの放送を録画しておいたものを見ているのですが、カットシーンが多すぎます。
カン・マエが体調を崩し、マウスフィルが看病するシーンも、カン・マエに似てきたゴヌのシーンもなかったですよ~。
15話は、カン・マエとルミの別れのシーンが印象的でした。「耳が遠くなってから先生の声がよく聴こえる」そんなにも愛されているのに、なぜカン・マエは孤独を選ぶのかぁ。。
2010年04月02日 21:05
akikoさん、こんにちは~
カットは仕方ないとはいえ、もったいないですよね。
あんなに冷たくされても、駆けつけて看病してくれたマウスフィルのみんなの温かさ…。レビューにも書いたけどウルウルしました。その後のカン・マエの穏やかな表情も良かったのよ~。

カン・マエから別れを告げられても、ルミは健気…
ずっと孤独の中で生きてきたカン・マエは、愛される事にも愛する事にも臆病になってるのでしょうね。。。
肩肘張って、壁を作った方が楽と思おうとしてるようですよね。
ルミやゴヌ、マウスフィルとの関りで少しずつ変わってきたカン・マエ。「愛」って素晴らしいと気付いてるはずなんだけどね~。
みぃちゃん
2011年12月23日 21:50
どんなに毒舌を吐いても、マウスフィルの団員達が交代でカン・マエを看病している姿にジーンとしたし心が温かくなりました。
熱が下がり目覚めたカン・マエがネクタイを絞め身仕度をしてサングラスを掛ける所…カン・マエ復活!って感じでドキドキします。
2011年12月27日 14:13
みぃちゃんさん♪

私も看病シーンはウルッと来ました。
団員達はなんだかんだ言われても、カン・マエの奥底に愛情があるって感じていたのかも。
サングラスをかけて復活の顔も良かったけど、私は、僅かに微笑んだ表情がツボでした。

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