ファン・ジニ 第19話

「途切れた心」

☆感想とあらすじ(ネタバレです)☆

王の御前で宮中舞を披露する日が近づき、
宮中では着々と準備が進められていました。
それぞれの舞を披露するチニ(ミョンウォル)とプヨンも、
支度に余念がありません。
王の前で舞うに当たっての注意事項を言い
(白粉が白すぎても紅が濃すぎてもダメ。一寸のぬかりがあってはならないと厳しいーー)
この結果で女楽の行首の座が決まると言うメヒャン。
彼女の立場はプヨンの師匠なのだけど、
ペンムの代わりを勤めるように、二人の師匠として接しているようでした。

ペンムの死後、ちゃんと眠れてないチニがちゃんと舞えるか心配で、
「鶴の舞を舞うことは行首様の遺志。
見事に舞う事が行首様へのたむけ」とハッパをかけるクムチュン。
静かに頷くチニ。
今のチニを支えてるのは、この遺志だけって感じです。

プヨンが宮中に直接舞譜を届けたと聞いて安心し、
「今までよく厳しい修練に耐えた。気負う事なく舞うように」とメヒャン。
何だかんだ言ってもプヨンを見る目は優しいのよね。
しかしプヨンはメヒャンに恥をかかせようと
策略を仕掛けていたので、ニンマリとしていたのでした。

いよよい宮中舞を披露する日がやって来ました。
前にペンムと来た日に言われた事が蘇り、
足を踏み入れられないチニ。
---ここがこの国を治める方がいる宮殿だ。
懸命に精進するのだ。そうすれば簡単にこの敷居をまたげる---
泣いて固まってるチニを見て気持ちを察したメヒャンが、
「王様の涙を心付けを賜わるのだ。
亡き師匠への恩返しにそれに勝るものはない」と言ってくれ、前に進む事が出来たチニ。
回想シーンにウルッと来て、メヒャンの励ましにジーン・・・(ノД`);・

まずはプヨンの舞から。
“鳴鼓舞 メヒャン”と書かれた舞譜をめくりながら、舞を鑑賞する王。
いつもの舞が違うのに気付き、
王が舞譜と違うとわかったら…と焦る部下に、
余裕の笑みのメヒャン。策略に気付いていたのねーー。
王に指摘されメヒャンに恥をかかせようとしてたのに
何事もなく終了し、首を傾げるプヨン。

きっと上手く行く・・・。行って欲しい・・・。
メヒャンやジョンハンが祈るように見守る中、チニの番が来ました。
素晴らしい舞譜に感激し、
幼い頃に父と一緒に見た記憶があると懐かしむ王。
それで話が終われば良かったのだけど、王様ったら“鶴の舞 ペンム”と書かれた舞譜を見て、ペンムを呼べと言い出したのでした。
崖から落ちて亡くなったと聞き、
舞譜に恥じぬ舞を舞うことが弔いとなると言う王。

動揺の色が走るチニだったけど、
その気持ちを抑えて、鶴の舞を始めるチニ。
しかしそこに「事故ではなく自害したとは」言う役人と、
「あの者が殺したのです。あの舞はこの世で最も非情な舞」と
会話する言うピョク・ケスの声が耳に入り、固まってしまったのでした。
チニの脳裏を過ぎるのは、あの舞譜はまやかしと言ったり、
一緒に舞ってと懇願するペンムを足蹴にした自分の言葉や態度と
心が通じないまま逝ってしまった師匠の亡骸・・・。
ペンムから習った舞など舞えず、そのまま気を失ってしまったのでした。

ムッとして席を立ってしまった王。
妓生の立場は低いものだし、王の機嫌を損ねた人物に駆け寄る事など許さないからって、ずっと倒れてままのチニが可哀想。
そんな中、チニを抱きあげて連れて行ってくれたジョンハン。
王を怒らせたチニに過酷な運命が待ってるのがわかっているから、
「今は休ませてやれ」とクムチュンに告げたのでした。

「我が朝鮮はもっとも礼を重んじる国。
ミョンウォルを死罪に。ジョンハンを左遷すべき」と訴える臣下たち。
あれだけの事で死罪?とビックリなのだけど、
この時代、そうなんだろうねぇ。


王が決断を迷う間に、すべての罪を自分が引き受ける覚悟で、
「あの人をよろしく頼む」とメヒャンに託したジョンハン。

官服を脱ぎ、雪が降りしきる中、白装束姿で正座し刑を待つジョンハンに、
「宴を潰したのはあの妓生。また余を捨てるのか?」と告げる王。
「才能のある芸妓を守りたいのです」とジョンハンの答えに満足し、
自分の暖かい上着をジョンハンにかけてくれた王に
「このような事はいけません」と驚くジョンハン。
「病に倒れたら膨大な仕事はどうする?
お前があの妓生を死罪にと言えば、余はそちを捨てた。
その心を忘れるな。命は余の為に大切にして欲しい」と告げた王。
王の寛大な気持ちに涙が溢れるジョンハン。

人前で妓生を抱きあげたような振る舞いを諭し
ジョンハンを疎んじる勢力に隙を見せるなと、釘を刺した王。

再び官服に袖を通したジョンハンが真っ先にしたのは
ピョク・ケスを説得する事でした。
「ミョンウォルに二度と近づくな。もうこれ位にしてくれ。親友を失いたくない」と言われ、「誰でも金で買える妓生だ。そなたこそ正直になれ」とケス。
「察する通り、初めて心を奪われた女人だ。
傍に置きたいと何千回も思ったが出来ない相手だから思いを封じた。
もうあの人が傷つく姿を見たくない。
あの人の才芸だけを求めるなら、そばに置くがいい」
正直な胸の内を語り、ケスの心に訴えたジョンハン。
さすがのケスも、少し心が揺らいだように見えました。

意識が戻るなり、「早く戻って舞わないと。行首様がお怒りになる」と気持ちが混乱しているチニに、「ペンムは亡くなった。気を確かに持つのだ」と涙して告げるメヒャン。
チニが舞を舞えなかったことで、
自動的に女楽の行首の座は安泰したメヒャンだけど、
今はそんな事より傷心のチニの事や、
ここにいないペンムの事を思い、胸を痛めていたのでした。

ペンムの遺志だった舞を出来なかったのは相当ショックで、
泣きじゃくっていたチニ。

松都へ帰る舟を待つ間、以前ペンムとここで話した事が蘇るチニ。
あの時のペンムとチニは本当の親子のようでした。
ポッカリと空いているペンムが座ってた場所を撫で、
涙が止まらなのでした。。

松都への船の時間を気にし、チニに思いを馳せるジョンハン。
---言葉を掛けられない意気地のない私を許して欲しい
あなたのその凍えた手を一度でも握ってあげたかった。
その手より凍えたあなたの心を暖めてあげられたのかもしれない。
けど私には出来なかった。その手を握ってしまえば離せなくなりそうで。
あなたを秀でた妓生ではなく、女人として見た自分が恨めしい。
これ以上、あなたが苦しまないように祈っている---

ペンムの死後、宮中舞いを披露することが支えだったろうに、
その糸が切れてしまったチニはズタボロの状態に・・・。
点呼の時間に、下着姿に髪を結い上げて現れ、
行首様は?と尋ねて来るし、気がふれた?と思うような状態です。
ヒョングムがペンムは死んだと言っても、
「あの方はそんな人じゃない。まだ遣り残した事がある。
それを投げ出して命を断つ人ではない」と、キョトンとした顔で言うのでした。

そんなチニの悲しみを癒すのはは芸しかないと考え、
宴席に出すと言うスマン。
しかしそれはチニの慰めにはならず逆効果だったみたいで、
コムンゴを弾く事も出来なければ、酒に溺れるだけ。
それにしても、金を出して宴席を設けた両班たちは、
金返せ!って言いたくなるだろうなぁ^^;


チニが死人同然のようになってると聞き、
気持ちが穏やかじゃないジョンハン。
宮中舞の時、自分から仕掛けたっていうのに、
一緒にしたケスもジョンハンと同じように心配そうでした。

思い悩み、メヒャンに松都へ行って力になって欲しいと頼んだジョンハン。
しかしメヒャンは、「力を貸すことは出来ない」と。
それはイジワルではなく、技芸のために自分から痛みを乗り越えて欲しいと願っていたからで、ジョンハンにも何もしないようにと逆に頼んだのでした。
「イエジョパンソ様も決して手を差し伸べはなりません。
それがミンウォルを立ち直させる真の道なのです」と。
チニの事が心配な表情なのだけど、
ペンムならきっとそうするだろうと思ったんじゃないかな。。。
メヒャンの一言一言にジーンと来ます。


しかし母親のヒョングムにしてみれば、食事せず酒ばかりで、部屋に閉じこもってるチニが心配でならないのでした。
立ち直させるにはジョンハンしかいないと、都へ向かおうとしたオムスに、自分が都へ行くと申し出たムミョン。
ムミョンのチニへの思いを知ってるから、頼めないと言うオムスでしたが、「ミョンウォルを守る事が私の勤めです」と強い意志のムミョンにその任を託したのでした。
影からヒョングムを思うオムスとチニを思うムミョン、似てる。。。

メヒャンから言われた事もあり、一度は断ったジョンハン。
しかし、「あなたの力など借りたくなかった。
私がこの手であの人を守れたなら頼みになど来ません」とムミョンの強い言葉に、松都へ向かったのでした。

苦しみの中でもがき、ペンムに語りかけるチニ。
「行首様、行首様、手が、足が動きません。
舞いを舞うことが出来ません…
傍に行けばまた舞えそうな気がする」
その苦しみから逃れようと、ペンムが命を断った崖へ向かったのでした。
あの世へ行ってペンムの傍で舞おうと、
ちゃんと練習着を着て、穏やかな表情で崖から飛び降りようと・・・。

その瞬間、チニの腕を掴み助けたジョンハン。
掴んだ手をもう離すことは出来ない。
天が私達を突き放すまで決して離さなない…とチニを抱き締め、
心の中でペンムに語りかけるジョンハン。
---この人は私がしばらく預かります。
技芸がこの人に苦しみしか与えないのなら、ほんのつかの間でいい。
私のこの愛が慰めとなるよう身守ってください---と。


舞譜どおりに舞わなかったのに、王が気付かなかったなんて腑に落ちないプヨン。
そんな事はメヒャンにはお見通しで、二冊の舞譜を着きつけ、
「王に舞譜と違うと問われたら師の舞が稚拙ゆえ、自分で考えたと答えこの舞譜を見せるつもりだったのだろう。そう思ってお前の舞譜をもう一冊作らせたのだ」と告げたメヒャン。
自分が宮中に行首様の舞譜を届けたのに…とプヨン。
「宮中に私の手の届かぬところなどない!私を見くびってたようだな。二度もやられると思ったか?」と声を荒げるメヒャン。

怒鳴りつけたものの、
プヨンの考えた舞は自分を越えていたと感じてたようだったメヒャン。
感慨深げに太鼓を撫でるメヒャンに、「私の舞譜は完璧でした。
そうじゃないと、あの舞譜に行首様か自分の名前を記さないはず。
ミョンウォルは舞えなかった。勝負に勝ったのは私です。
約束どおり行首の座を私に。
生き残ったものが強いとおっしゃったのは行首様」とプヨン。
「…悪かった。私のせいだ。
女楽の行首は権力に目を向けるものが就いてはならぬ座。
ペンムが私にそう教えてくれた。初めからやり直すのだ。
妓生の心を磨き直して勝負に勝った時、お前が行首になるのだ」と
師匠として、そして育ての親として、道を正そうしてるメヒャン。
プヨンがその気持ちに応えてくれるといいのだけど・・・。


また漫画・ガラスの仮面を髣髴させるシーンがあり、嬉しい私。
興味ない方はスルーしてくださいね~。


その1.,,鶴の舞を舞うチニに、ケスたちが浴びせた言葉で
固まってしまったチニのシーンは、
母親の死後、舞台に立ったマヤに罵る言葉が浴びせられ
演技出来なくなったシーンを思い出しました。
「仮面が外れた…」と心で呟いた私。

その2...倒れたれたチニをお姫様抱っこ連れて行き、
寝かせてあげていたジョンハンは、
策略に巻き込まれ酔って気を失ったマヤを迎えに来て抱きあげ、
「今は眠れ。これから茨の道が待ってる」
みたいな事を言った真澄様のよう。

その3...落ち込むチニを立ち直させるため宴席に出したシーンは、
何度もマヤを舞台へ出し、立ち直らせようとした真澄様だわーー。

「ファン・ジニ」他の回はこちらです。


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この記事へのコメント

2008年08月28日 19:42
パンダさん、お久しぶりです♪
ファンジニもそろそろ終盤にさしかかったようですね。
私、この回は録画に失敗してしまい、最初の10分くらいしか観れませんでした。
プヨンの演技が終わったところで途切れてしまったので、チニの演技がどうなったのか気になっていましたが、パンダさんの記事をじっくり読ませていただいてやっと繋がりました♪
ありがとうございました~☆
あんなにもペンムを憎んでいたチニが、ペンムがいなくなった後、そこまでボロボロになっていたとは知りませんでした。あまりのつらさにあの崖へ向かってしまったのですね…。
チニはまたジョンハンに命を救われましたね。ジョンハンが最初出てきた時は、誰?って感じでしたが(苦笑)、回を重ねるごとにその人柄にひかれていきました。
それと比べて、ピョクケスといったら…(苦笑)ホントにしつこいわ・・・(*´Д`)=з
プヨンはメヒャンに恩知らずなことばかりするのが嫌だったけど、今回はメヒャンの方が一枚上だったみたいで、ちょっとホッとしました。
プヨンはまだまだ青いって感じですねぇ。( ̄ー ̄)ムミョンの存在も気になるところです。
2008年09月01日 22:32
YUZUJAMさん、お久~です (^ー^)
あらすじ、お役に立てて嬉しいわ♪

チニのボロボロぶりは痛々しいですね・・・。ペンムを憎んだのは、信頼してた裏返しだったのでしょうね。亡くなって気付くのが悲しいです。崖に立ったチニのペンムに対する愛情溢れた表情にグッと来ました。

ジョンハンは私も最初は違和感…。だって時代劇っぽくなくて(以下自粛)。でも一歩引く態度が良くて段々と惹かれてきました。
それに反してケスったらーー!
でも私、この人の育ち(まわりを信じてはいけないってヤツ)聞いてから少し同情的になってしまったのよ。だからあんまりしつこく追い掛け回さないで欲しいのだけどね^^;

最近メヒャンが好きなので、プヨンにガツンと言った時はスッキリ!
メヒャンに嫌がらせしようとしたプヨンはペンムに反抗的だったチニに似てる気がしました。
ムミョンは何者なんでしょうねーー。ああいう影のあるタイプ、気になる…。

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