韓国ドラマ『白い巨塔』 第28話(最終話)

サブタイトル・・・「最期に見た夢」
画像
術後も痛みが頻繁に襲いかかり、鎮痛剤も効かなくなって来たジュンヒョク。
手に力も入らくなって来たし、これでは疑問に感じるでしょう。
ドヨンに電話を入れ、来て欲しいと頼んだのでした。

外科長のジュンヒョクが不在なので、外科の患者数が減り始めたと聞き、
「今後も減るかも。このままもう少し頑張ってみよう」と副院長。
病院が病院が!と言い続けてた人なのに、
ジュンヒョクの事を考えてくれているのね。。。

今回の冒頭のあらすじは、どのシーンも胸が痛んで仕方なかったけど、
その中でも副院長のシーン・・・
病気を知った後、ジュンヒョクの姿を見つめる姿と
そこに被せたセリフ
「誰よりパワフルな君にそんな姿は似合わない」
この副院長の声にもらってしまいました....(ρ_;)
しかし!今回の劇中の彼のセリフを聞いて、この印象も変わっちゃった。


CTを撮るようにとジュンヒョクが言い張るのは、
病に疑問を持ってる証拠。
益々ガンが悪化しているので、抗ガン剤治療をすべきなのだけど、
ネックになるのは本人に報せなければならないと言う事。
イ科長を交えて、どうすべきか考えることにしたのでした。

ドヨンが科長室へ行くと
暗いのに電気もつけずに待ってたジュンヒョクがいました。
バラの花束を差し出すと、ヒジェからだと察し、
昼間来たと説明しようとするドヨンを制し、
「本当の事を話してくれ」と言うジュンヒョク。
何とか誤魔化そうとするドヨンでしたが、、、

「俺も医者だ。こんな手術は何度もした。
胆管ガンだ。手術出来なかったんだ。CTもカルテも誤魔化せる。
話してくれ。俺の病名とこれからのことを。騙されるのもつらいんだ。
何も知らずに死ねというのか?」
真っ直ぐ自分を見据える親友のジュンヒョク。
でも真実を話せなくて帰ろうと席を立つと、
「ドヨン、俺の検査結果を全部見せてくれ」と問いかけてくるし
答える事は出来なくて、背を向けたまま行ってしまったドヨン。

ドヨンは振り向けなかったのだ…とわかっていたのでしょう。
自分の運命に、涙が溢れてくるジュンヒョク。

ジュンヒョクの処置に関してる話し合いで、
疑問を感じてるなら言うべき、抗ガン剤の効果は期待出来ないし
隠した方がいいと意見の中、
「彼に死んでもらっては困る。外科の患者が減っている」と副院長。
共にジュンヒョクの治療にあたってきたのに、
こんな血も涙もない事いうなんて、信じられない表情の医局長たち。私もよ…。
まあ副院長の言い分は、“医学界の為にも”っと事らしいけど。
「…彼は知っています」とポツリと告げるドヨン。

科長室から病室へ戻る途中、手術室の二階席に寄ったジュンヒョク。
すると、以前執刀した時の幻影が見えたのでした。
これは初期の頃にあったシーンね。
二階席では多くの学生達が見学していて、
手術室ではジュンヒョクのジョークに笑う医局員たち。
リラックスさせようと、こういう空気を作るのが上手いわ~。
懐かしそうに笑顔が浮かび、その時の執刀を思い出し、
いつの間にか手が動くジュンヒョク。
でも悲しいかな…、今は手が震えてあの時と同じように出来ません。
我に返ると、見えていたのはすべて幻。
何人もの命を救って来たここで、ガラスに映る自分は病院着の患者。
虚しくて涙が溢れてくるジュンヒョク。

科長室に置いたままだったヒジェからの花束。
ジッと見つめて考え込み、電話を入れたのでした。
面倒かける人がいないから楽と言いながらも、「いかないで」と言うヒジェ。
言葉に詰まり「…そんな言葉聞いた事ないから
何て答えたらいいのか」とようやく告げたジュンヒョク。
「あなたの事、いつまでも忘れない」とヒジェ。
彼女の思いを刻むように、電話を胸に押し付けて泣いていたジュンヒョク。
電話を切った後、嗚咽していたヒジェ。
道義的に許されない仲だから仕方ないのだけど
愛し合ってても、傍にいられないなんて辛いわね。。。

ジュンヒョクの仕事を次々と消していく作業をしていたハム医局長。
順調に医局は動いていて、フッとやりきれなさを感じてるようでした。

その頃、つらい体を堪えて遺言を書いていたジュンヒョク。

肝性脳症の症状が出てきて、覚悟が必要となってしまいました。
新聞を持つ手はたどたどしいし、目も喋り方も虚ろ。
「ヨムは?」と尋ねるし(手術中は誤魔化した)
目の前にパク先生がいるのに、「執刀はパク先生」と言ったり、
予定表を持って来いと言ったり・・・。
自信に満ち溢れていてジュンヒョクが…。悲しすぎる(T_T)

そしてとうとう危篤状態に陥ってしまいました。
何とか持ち直したものの、意識が混濁してる状態。
関係者が見守る中、
「肝臓と腎臓とすい臓の同時移植手術を…」と呟き
あの手術の夢を見てるようで、何だか幸せそうな表情なジュンヒョク。
その時の映像が流れた中、一瞬映ったのはクォンさん?
「俺なら…助けられるはず…メス…」
うわ言のように呟くジュンヒョクの意識を戻そうと叫ぶ副院長に、
「邪魔だ!」と叫ぶジュンヒョクの手を握りしめ、
「ジュンヒョク…頼む。しっかりしろ」

「俺の手術は完璧だった。俺は悪くない。悪いのは俺じゃない…」
そう言いながら涙が流れるジュンヒョク。
「ジュンヒョク、俺を見てくれ。ドヨンだ!」
その声に薄っすらと目を開け、
「ドヨン…。何だ?起こしてくれ…起こして…」
そう言いながら、ジュンヒョクは逝ってしまったのでした。

うーん、「ドヨン…」だけで良かった気が。。。
でもジュンヒョクは最期に何かを伝えたからかな。


数日前のジュンヒョクからの電話が気になったのか、
病院に駆けつけたお母さん。
でも再会した息子は既に息耐えていて、
白いシーツに包まれてる姿だなんて、ショックでしょう。。。
お母さんの為にも昇りつめたかったジュンヒョク。
最後に会いたかったろうなぁ…と思いつつ、
病魔に蝕まれた姿を見せたくなかっただろうとも思います。


ソウルに出て来たジュンヒョクのお母さんに、
あからさまにイヤな顔してたジュンヒョクの妻。
でもジュンヒョクが死んでしまった今、
空っぽになったベッドの傍で二人で寄り添っていたのでした。

科長室には、以前のまま白衣がかかっていて、
ネームプレートには、“科長チャン・ジュンヒョク”の名が。
机の上にはジュンヒョクが書き残した
“上告理由書”“オ先生へと”二通の封筒が残っていました。

---手紙でしかお伝え出来ない事をご理解ください。
わずか一ヶ月で腹腔全体に腫瘍が広がった病状は、
一般的なケースと大きく違い、進行が早い特別なケースです。
こ進行なら、一ヵ月後に私この世に存在しないでしょう。
そこで私の死後、献体することに決めました。
私の体が胆管ガン治療と医学の発展に役立つことを願います。
これが医学者としての最後の務めと思っています。
またチェ先生が研究する抗ガン剤テストや腫瘍遺伝学
分子生物学などの研究にも役立ててください。
医者としての誇りが尽きる前に、
医学の基礎である解剖へ身を捧げる決断を。
医学が発展するための糧となるようお役立てください---
    弟子 チャン・ジュンヒョク。


今まで韓国版のオリジナリティな部分を見ても、
こういう描き方も良いじゃないーーと思い、
好感持つ方が多かったのですが、、、
ラストに関してはつい日本版の方が…と思ってしまいました。
以下、日本版との比較が書いてるので
これからそれを見ようと思ってる方は
ネタバレになるのでスルーしてくださいね~。


 ↓  ↓   ↓






田宮版・唐沢版共に、スタッフが整列する中、
解剖室へ向かう…というイメージが強いから、
霊暗所に運ばれた遺体を解剖室に戻すシーンは、
何だか慌しい雰囲気がしてしまった。
一応パラパラとスタッフが廊下にいたけど、
ズラーっと並ぶ中を、あの財前の遺体が…ってのが衝撃だったから。

遺書は里見宛でしたが、内容も、医者の不養生のような事が書いてあって、
親友・里見の忠告を聞かないで、俗事に囚われてしまい、
その結果ガンを早く発見できず、そして死んでいく事を医者とし恥ずかしいとか、
医者の道を踏み外した事が恥かしく、
献体する事がせめてもの償い…という感じだったんだけど。
韓国版は解剖学の先生宛だったし、
医者としての道…という部分はなかったけど、原作がそうなのかしら?

唐沢版は確か「里見…」
田宮版の最期のセリフは「母さん…」
でも遺書には里見への友情が書かれていて、
本当の財前五郎の姿で逝った…という印象でした。
韓国版は最期まで医者だったなぁ。。。
あっ!でも、最後の「弟子チャン・ジュンヒョク」のところは良かった

韓国版のシュンヒョクは、科長選の時も裁判の時も、
怖い部分がありながらも、時折見せる人間的な「情」が好きでした。
ドンイルやハム医局長の苦悩も深く描いていたので、
日本版より伝わって来て、この二人に何度も泣けて来ました。

「白い巨塔」他の回はこちらです。


オリジナル・サウンドトラック「白い巨塔」
Geneon =music=
2008-04-23
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この記事へのコメント

2008年07月26日 20:20
レビューお疲れ様でした。
途中で原作を始めて読みまして、例えばケイ子(ヒジェ)が原作では意外と影が薄いんです。
あ、遺書は大河内教授宛なんです、原作も田宮版も。
里見との友情を強調した唐沢版と韓国版。
倒れたジュンヒョクのためになりふり構わず走り回ったドヨン=韓国版の方が好きですね、私は。

ジュンヒョクの死は動かしようがない話ですが裁判編をもっとじっくり描いて欲しかったと思います。
それにしてもジュンヒョク母は気の毒で・・・。
2008年07月30日 23:10
sannkenekoさん、こんにちは~。
原作でケイ子の影が薄いのは意外です。田宮版も唐沢版も出番が多かったですよね。韓国のお国柄で愛人を削ったのかな?と思ってた私^^;
ヒジェの出番は少なかったけど、これ位が丁度良いと感じました。

遺書は大河内教授宛だったんですね。
田宮さんの声で「里見君」と呼び掛けてた印象が強くて里見宛だった気がしてました。
私も韓国版のドヨン、好きです。
ジュンヒョクとドヨンの関係の描き方も心にグッと来ました。

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