韓国ドラマ『白い巨塔』 第20話

「判決」

第四回 口頭弁論
今日、証言台に立つのは、原告のクォンさんの妻と被告のジュンヒョク。
被告と原告が隣り合わせに立って宣誓をするという光景は
心中穏やかでいられないだろうなぁ…とつくづく思う。

『総回診でドンイルがジュンヒョクに怒られ怯えていた。
生検を進言するドンイルに、検査など必要ないと睨みつけた。
科長から転移の話はないし、影は結核の跡と言った』
と証言したクォンさんの妻。

一方のジュンヒョクの証言。
『叱ったのは、手術患者の処置の事だから厳しい口調になった。
肺結核の跡の話をしたのは内科での外来でのこと。
主人を失ったショックで錯覚してるようだが、
外科に転科してきたとき、結核の病歴があるか尋ねたはず。
原告は夫がすい臓ガンと聞き驚いていた。
転移の話をしようとした私をチェ先生が止めた。
手術後に生検をする予定だったから、結核の跡と説明した』
いいようにシナリオを書き替えてる事に
「ジュンヒョク!」と傍聴席から思わず声を荒げてしまうドヨン。

生検のために手術を延ばせば転移の危険がある。
同時切除も考えられるが、患者は糖尿病なので不可能。
だから先に手術を行ったのが最善だったと誤診を否定し
ドンイルから頻繁に連絡が来た事は認めたものの、
「抗生剤を指示したのは肺炎と聞いたからで、
報告ミスをしたドンイルに否がある」と答えたジュンヒョク。

そして最後に何かと言われ、「医師も温かい血が流れてる人間。
不可抗力で患者が死ぬ事もあるが、
そんな時我々医師はつらい思いをする。
その点を考慮し、医師を法的に追い詰めないで欲しい」と。
これは自分へじゃなく、ドンイルへの思いのような気がします。

意志の疎通ができなくてこんな結果になって遺憾と言うジュンヒョクにも
「その気持ちがあれば一度は診察するはず
あなたを信じて命を預けたのよ」と声を荒げるクォンさんの妻。
冷静さを装っていても、この言葉が胸に突き刺さるジュンヒョク。
身を守るために嘘八百並べても、医者の心が残っているようでした。
なぜだかこのジュンヒョクの表情にウルッ・・・。


裁判は結審し、後日判決が言い渡されることに。
帰り道、病院へ行くなら乗れとドンヨに声をかけるジュンヒョク。
気乗りしないけど、話があると言われて乗ったドヨン。

「結果は最初からわかっていた。善処を頼んである。
診察しないで法廷にいるなんてバカげてる」
判決を聞く前から、勝った気分のジュンヒョクに
「バカげた事を始めたのはお前だ」とドヨン。
ムッとして車を横付けにしたジュンヒョクだけど、
ドヨンが降りようとすると再び発進。
心の底ではドヨンの言う通りだとわかってるみたいな?

ホン先生に外来を頼み、オ学会長の所へ行ったジュンヒョク。
ソンドに新築を予定してるケネス病院の分院の計画書を見せ、
「マクレーン博士が外科長として君をスカウトしたいそうだ」と告げるオ学会長。
ミョンイン大学病院は韓国では大きいけど、
ケネス病院と比べたら小さなもの。
更に上を目指すには、乗らない手はないでしょう。
ただ、選挙で協力してくれた人達を裏切る事になるのはどうすんの?!

二人がこんな密談をしてるのを知らないだろうけど、
ジュンヒョクを探し回っていて、いない事にイラついてた副院長。

裁判と関係ないのに、厄介な事に首を突っ込んだドヨンを憐れみ、
「力になるよ」慰めてくれたオ先生。
誰もが裁判の行方を、ジュンヒョクが勝つだろうと思っていたのでした。

その予想どおり、被告のジュンヒョクに否はないと原告側の敗訴。。。
「ただし被告が人命の尊さを感じ、全力で対処していれば
故人の死に納得行かない遺族も、
その誠実な態度に心動かされ、裁判に至らなかった」と、
ジュンヒョクの態度に反省を促してくれたけど、
それは遺族の慰めにはならず、悔しさが募るばかりなのでした。

ジュンヒョクら外科の医局員たちが勝利の祝杯をあげていた頃、
夜勤で病院に居残りだったドンイル。
学位をもらえず落第してしまったイ先生から、
「お前は心配ないな」「俺もチャンスが欲しい」と言われ、
何とも複雑な心境で、ドヨンと話がしたくて会いに行ったのでした。

オ先生に覚悟は出来ていると話してたように、
潔く自分から病院を去る事にし、辞職願を書いていたドヨン。
ドンイルが来たのでそれを隠したのだけど、封筒だけは机の上に!
それを見て驚き、部屋を出て行き涙が止まらないドンイル。
真実を話したドヨンは病院を去るというのに、自分は・・・(:_;)
自分が恥かしくて、でもそこから逃れられなくて、悲しいわね。。。

片付けていると懐かしい本が出てきて、思わず手が止まるドヨン。
---まだ学生かインターンだった若い頃、
夜中に懐中電灯を手にして研究室に忍び込み、
ぶ厚い本を開いて調べていたジュンヒョクとドヨン。
灯がついてビックリして振り向くと、オ先生が立っていて
叱るどころか読んだら元に戻しておけと言ってニンマリ。
こんな時代もあったのにね・・・(T_T)
過ぎた日を思い出し、涙がこみ上げるドヨン。

ずっと打ちひしがれて泣いていたドンイルだったけど、
ひっそりと病院を出て行くドヨンを見送る為に駆けつけたのでした。
言いたい事はいっぱいあるだろうけど言葉にならず、
「すみません」と俯くドンイル。
わかってるよ…と言ってるように微笑むドヨン。

ソンド・ケネス病院に推薦してくれたマクレーン会長は
イ科長の友人なので妨害を心配するオ学会長に、
「心配ないでしょう」と答えるジュンヒョク。
オ会長の方もイ科長より、副院長が知った時の方が脅威で、
しばらく内緒にしておくようにと口止めしていたのでした。
嗅覚の鋭そうな副院長の事だから、多分バレるでしょうが(;^_^A

決済書類に混じってたドヨンの辞職願を手にし、考え込んでた副院長。
ハ先生が出勤すると、研究資料がキレイに整理整頓されていました。
ジュンヒョクとの思い出の本は、
「論文に役立ててくれ」とメモ書きと共に託してありました。

病院に戻ると副院長からドヨンの辞職を聞かされたジュンヒョク。
電話しようかと携帯を手にしたけど、やはり出来ません。
何て言葉をかければ良いのやら…だよね。

出勤は遅いし、早退するし、ジュンヒョクの動向が気になり、
腹心の産婦人科長に調べるように命じる副院長。
やっぱり嗅覚が鋭い!

裁判に負けて、裁判費用もすべて負担となったクォンさんの遺族。
キム弁護士への費用も払えないし、途方に暮れている上、
今まで生活の糧となっていた店は、夫がいないとわからず、
借金だけが残っていたのでした。
クォンさんの奥さんと息子に、「これからは俺に任せろ」と言うクォンさんの弟。
↑どうも怪しげなんだけどーー。

どうにか金を作り、キム弁護士に費用の一部を支払いに来て、
残りは働いて返すと言うクォンさんの息子。
「こんなはした金に満足しろと?」と金を返して出て行くキム弁護士。
力になれなくて、やり切れなくて、
彼流にお金を受け取らなかったのよね。。。

それでもお金を置いて帰ったクォンさんの奥さんと息子。
その金を見ると、裁判で結果を出せなかった事への虚しさが募り、
もう一度記録を見直していたキム弁護士。
キーとなるのは、「ヨム・ドンイル」
当事者である彼が真実を話してくれたら…という思いで、
ドンイルのアパートの前で待ったのでした。

ドヨンの研究室の前を通っても、
彼の席はポッカリと空席で涙が浮かぶジュンヒョク。
前に一緒に飲んだ時、壁にぶちあたって叫んでた姿や、
「どこにいようとお前がいるだけで十分だ」と言ってくれた事、
レントゲン写真を見せて相談してきた事・・・。
色んな思い出が蘇るけど、もうそこへは戻れないという感じです。

一緒にレントゲン写真を覗きこむシーンが好きだった私。
この回想に出て来たクォンさんの写真を見たのが、
最後となってしまったのね。


落第したイ先生と裏腹に、
チャンスを掴んだドンイルを妬む噂が広がり、心痛めてるらしいドンイル。
それを聞くと「釘を刺しておけ」と命じたジュンヒョク。
ちゃんとドンイルを庇おうとしているみたいね。
腹心の医局長たちに、「お前達は俺と一緒にいたいか?」と尋ね、
ケネス病院へ行くと話すジュンヒョク。
オイオイ、ここから副院長の耳に入っちゃうんじゃ?と思ったら、
ちゃんと産婦人科長が調べて来ていました。
それを知り激怒する副院長。
彼を敵に回したら怖いのにーー。オ学会長さえも彼には気をつけるように念を押していたのに、ジュンヒョクはどうするんでしょ?

ケネス病院の件でオ学会長に会いに行こうとしていると、
知り合いの手術をして欲しいと言って来た副院長。
ジュンヒョクは副院長が気付いたとわかったのでしょうか?

妻に頼んでドンイルに女性(「ラブストーリー・イン・ハーバード」の弁護士・ユンミ)を紹介してあげたジュンヒョク。
今の落ち込んでるドンイルには、女なんて目に入らないでしょうに…。
…と思ったら彼も男でした(;^_^A  案外、気に入ったみたいね~。

「白い巨塔」他の回はこちらです。


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    Excerpt: 第四回公判を経て出された判決。 裁判に関わった人々はそれぞれの戦いにさらされて行く。 第20話『判決』 Weblog: 三毛猫《sannkeneko》の飼い主の日常 ~ドラマ編(仮) racked: 2008-07-09 20:05