ファン・ジニ 第9話

サブタイトル・・・「雨の別れ」
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チニの水揚げを申し出た父キム・パンソに、「なりません」と止めに入ったウノ。
「黙れ」「お取り消しを」と押し問答の中、剣で決着をつける事を提案するペンム。
ズッシリと重い剣を渡され、回りがあーだこーだと騒ぎ立てる声の中、
父に刃を向けるべきか否か立ちすくむウノだけど、
迷った末に、何もする事は出来なくて、その場を去ったのでした。

ずっとすがる目で、成り行きを見守っていたチニ。
ウノが去った瞬間、流れた涙が悲しいわ・・・。
カッコよく出て行ったまでは良かったけど、
結局チニを守る事は出来なく、苦悩で嗚咽していたウノ。
父を傷つける事なんて、優しいウノには出来ないわよね。。。

ウノ父が、魂が抜けたような表情のチニに衣に手をかけた時、
母親として挨拶したいと酒を持ってヒョングムがやって来ました。
実は酒の中に睡眠薬を入れてあり、ウノ父が眠ってしまうと、
今夜、駆け落ちするようにと告げるヒョングム。
「行かない。勝負はつき負けたのよ。
虚しい愛にすがり夢を見るのはたくさん」と、
自分に言い聞かせるように、泣きながら諦めの言葉を言うチニに、
「そうじゃない。受け入れる…というものが愛
もう今しかないのよ。つらい思いは全部私にぶつけなさい。
立派な方だと目が見えなくてもわかります」とヒョングム。

この計画はオムスも協力していて、ウノの家にやって来ました。
こちらもチニ同様、魂が抜けたようにボーっとしていて、
「逃げろと?私には出来ないのです。勇気がありません。
今更あの人に合わせる顔はありません」と涙ぐむウノ。
ウノの胸ぐらを掴み、「無責任に捨てるなら、なぜ始めた?
チニはあなたの、そのふがいない心に全てを賭けたのだ。
勇気などあろうと無かろうと、好いた女は全力で守れ」とオムス。
今回もカッコイイ~。

ヒョングムとオムスの励ましで、駆け落ちを決意したチニとウノ。
しかし、、、

娘を水揚げされるヒョングムの気持ちを思い、
一緒に酒を飲もうと部屋にやって来たペンム。
しかしヒョングムは留守で、空の宝箱を見て計画に気付いたのでした。
協力したケトンに、ウノの母に知らせるように告げるペンム。
そのお礼に、妓席に載せてやると餌をチラつかせられ、
迷いつつも、断ったケトン。
「死にたいのか?これはチニの為でもある。男心なんて夕立のようなもので変わりやすい。妓生になるのとどちらがチニの幸せだと思う?」とペンム。
ウノの家に急ぎながら、「これはチニの為…」と呟いていたケトン。
心のどこかで妓生になりたい…という思いが過ぎってたのかな。

母だけには書置きを残したウノ。
母を思う優しい心がそうしたのだけど、
もし書かずに急いで家を出ていれば、違った運命だったのかも。
家を出ようとしたところで、ケトンから知らされた母が待ち構えていたのでした。
跪いて「私にはこうするしかありません」と、許し請うウノ。
「お前は母の心を踏みにじるのだな?わかった好きにしなさい。
行くなら母の命と引き換えに」と小刀を投げつけた母。
そんな事が出来るなら、宴の席でそうしてたでしょう。
母を傷つける事など出来なく、
雨が降りしきる中、正座したまま固まってたウノ。

その頃、雨に打たれ、ウノが来るのを待っていたチニ。
トクパルから事情を聞き、チニを連れ戻しに行ったオムス。
「若様が来ないのは雨だから?真夜中だから?
もし永遠に来なかったらどうすればいい?」と呟き、
高熱で気を失ってしまったチニ。
この言葉は、後から思うと意味深。。。

チニをウノ父の部屋に運び、
ゆうべは具合が悪くなって寝込んだ…という事にし失礼を詫びるペンム。
ウノ父の方も酔っ払って寝てしまったと思ってるから、
特にイザコザになりませんでした。

チニの為に薬を煎じてくれたオムス。
しかし厳しいペンムは、薬を捨ててしまい
「あの子に飲む資格はない。
チニを奥の部屋に閉じ込め、誰も近づけるな」と命じたのでした。
チニの姿を捜すヒョングムに、「熱に勝てぬ命なら死んだ方がいい。
部屋へ戻り、娘と同じ苦しみを味合うがいい。
そうすればあんな愚かな真似は二度としないだろう」とペンム。
むごい事を言うペンムをなじるヒョングムだけど、
「運命を教えた行首と、バカげた夢を見させた母親とどちらが残酷だ?」と言われると、涙が流れ何も言えなかったのでした。
確かにペンムの言う通りかもしれない。でも・・・。

そんなキツイ事を言うペンムだけど、
チニの体を心配し、看病してくれていたのでした。

ウノ父が自宅に戻ると、庭で座りこんでるウノの姿が。
一晩中、雨の中そうしていたから、ゲッソリとやつれちゃって・・・。
「まだ目が覚めぬのか?部屋へ戻れ」と激怒するウノ父。
よろけながら立ち上がり、血を吐いて倒れてしまったウノ。

チニとウノ、二人共生死を彷徨い、夜が過ぎていきました。
翌日?数日後?まだ完全に回復してないけど、下働きから始めていたチニ。
意識が戻ったのだけど、まだかなりつらそうなウノ。
それなのに、「苦しんでいるだろうな」とチニを思っていたのでした。

苦しい体を引きずるように、教房へ向かったウノ。
ちょうどチニが出てきて「顔色が優れぬようだ」と気遣ってたけど、
あなたの方が何倍も優れないってーーー。

心にケジメをつけ、指輪を返したチニ。
「すまなかった」と詫びるウノに、
「自分にも勝てないものが愛と教えてくれて感謝してます。
慰めの言葉などいりません。妓生ごときが夢を見るとはと叱ってください。
ここへは二度と来ないでください。すべて終わったのです」
決別の言葉を告げ、背中を向けてまっすぐに歩いて行ったチニ。
そんなチニと裏腹に、ガックリと肩を落としていたウノ。

自宅に戻ったウノだけど、もう容態は芳しくない状態。
うつろな目で「なぜ始めたのだろう。私が間違っていたのだ。
始めなければ、あの人を苦しめる事も悲しませる事もなかったのだ」
ずっとチニの事を思っていたウノ。。。

詫びに来たウノの姿が過ぎるけど、
思いを断ち切るように打ち消していたチニ。

ずっと付き添ってくれてる母に優しい目を向け、
床に座っていては体を壊すと気遣うウノ。
「こんなに優しい子がなぜ母を苦しめる?」
「申し訳ありません。大切にして差し上げたかった。
二度と涙を流させぬまいと誓ったが、もうそれは出来ない。
母上のそばに長くいられぬようです。
どうか母上、あまり悲しまないでください」
死期を悟り、必死に母に思いを伝えるウノに泣いた....(T_T)
息子の健気な言葉に、涙が止まらない母。。。

最後にお願いがあると言われ、
チニとの思い出の場所へおぶって連れて行ってくれたトクパル。
ここで過ごした時間は僅かだったけど、
ウノにとって幸せであり、そして切なくも。。。
---人より短い人生が悲しいと思いません。
あなたに出会い心に刻んだ時間。
それがある限り悲しくはありません。
ただ悔いは骨身にしみて残ります。
あなたが私の為に、頬を濡らさぬ事を願います。
これがあなたが生きていく道が、険しくありませんように---

そう心で祈り、静かに旅立ったウノ。
ウノの最期も悲しかったけど、嘆くトクバルにも泣けて来た・・(ノД`);・

竹の絵を描きながら、ウノを思って泣いていたチニ。
ウノが逝ってしまった瞬間、
あの時と同じように風が吹いて飛んで行ったのでした。

ウノの葬式の日は、あの夜と同じような強い雨。
両班の子息の葬式は盛大にやるものだけど、
「親より先立つなんて親不幸」という慣わしで、
粗末な棺に入れられ、リヤカーで運ばれて行ったウノ。
「不憫です。弔い、ちゃんとした棺に入れたい」と嘆く母が悲しい。。。

でもこういう粗末な葬儀にしてくれたから、
教房の前を通ることが出来たのかも・・・。
教房の前で立ち止り、「何度も来ましたね」と語りかけるトクパル。
そして行こうとしたのだけど、男3人で押してもリヤカーが動きません。
「坊ちゃん。こんな事はやめてください。
ここにいても、どうにもならないんです」と泣いていたトクパル。
偶然通りかかり、親友の死を知った友人たち。そしてカウン。

チニに知らせようとしたケトンを止めるペンム。
「最後にお別れをさせてあげてください。
あの晩、私にさせた事をチニに話します」とケトン。
その会話を聞いてしまい「あの方に一体何を?」と叫ぶチニ。

「寒さが苦手でしたね。こんなに雨に打たれて…」
ウノの棺をさすり、チマを脱いでかけてあげたチニ。
私、このシーンはウノを抱くチニ・・・に見えました。
「これで暖かくなったでしょ?ここに長くいてはいけない。
私達への残酷に仕打ちは何もかも忘れて安らかに眠って…。
私も忘れるから、ここにを残さず早く行って」と泣きじゃくるチニ。
その声が聞こえたかのように、リヤカーが動いたのでした。

ソムソムの死、チニとウノの悲しい別れを目の当たりにし、
女楽の競演は辞退すると言う妓生たち。
「葬られた愛を弔いたいのです。どんな時も、一生笑うのが妓生の運命なら、今日だけは泣かせてください」
その言葉を受け入れたペンム。

ペンムたちが辞退した事で、高笑いが止まらないメヒャン。
しかしプヨンは違っていて、
「どちらが優れているか見たかったのです。
なぜ私達を信じてくれなかったのです?
たとえしくじっても、堂々と勝負したかったのです」と。

妓生として生きる決意をしウノとの思い出の品を燃やし、
「もう二度とこの心は渡しません。
心はなく、ただ微笑む妓生として生きてみせます。
どんな男でも抱きしめてみせます。心がなければ容易い事。
敵を討ちます。両班たちに卑しいと踏みにじった報いを受けさせます。
そして…行首様にも敵を討ちます。
私の愛を壊し、妓生にさせた事を後悔させてみせます」
ペンムに向かって告げたチニ。

チニとウノの思い出の場所であり、
ウノが最期を迎えた東屋・玄月亭(ヒョヌオルチョン)に座り、
半月を見上げて、詩を読むチニ。
“牽牛離別後 愁擲碧空虚”
織女は牽牛が去りて後(のち) 愁(うれいて)くしを空に投げうった…
チニの気持ちは織女なのね。

「雨の別れ」って、中盤の雨のシーン…と思ったら、
最後にあんなーーー。・゛・(>_<;)・゛・。
人目を気にせず、襦袢姿になったチニが凄かったし泣けた。。。
そういえばこのドラマを韓国で放送してた頃、
ウノ死ぬってどこかで見たような記憶が蘇りました。
覚えてなくてよかったわ^^;
前にペンムがチョン・チュクに、
「死を持って別れたなら、その思いは一生…」と語ってたことがあったけど、
まさにその通りになってしまいました。

「ファン・ジニ」他の回はこちらです。

韓国テレビドラマコレクション 2008 (2008) (キネ旬ムック)

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この記事へのコメント

ゆず
2012年12月30日 02:47
チニがチマを棺に掛けるシーンは私もウノを抱きしめてる様に思いました。グンソクくんは今も若いけど子役から芸能活動してるんで、ウノ役の時はまだ幼さもありましたが、次に観たホンギルドンで少し大人っぽくなって思わず“大きくなったなぁ”と親戚のおばちゃんの感覚でした(^^ゞ。余談ですが、この二作を続けて観たんで、私の中ではグンソクくんって言うより“若様”なんです(^_^;)。韓流仲間(?)の人も同じく若様って呼んでて。グンソクくんとかグンちゃんって言われてもしっくり来ないんですよね~。
2013年01月10日 23:23
>チニがチマを棺に掛けるシーン
セリフのように、雨に打たれて可哀想なだけだったかもしれないけど、抱きしめてるような印象でしたね。

グンソク君はハ・ジウォンちゃんの相手には幼いかなぁと思いました。演技力でカバーしてた印象です。
プラハの恋人で初めて見て、その後何本か見たけど、やっぱりベートンベンウィルスのゴヌが一番気に入ってます。

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