海神(ヘシン) 第51話(最終話)

【忘却の歴史】
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敵側の人間とはいえ、ヨムジャンと会う事に決めたボゴ。
心配で自分も同席すると言うヨンだけど、ボゴは「清海に受け入れた時に、自分自身を信じてると言ったろう?それにヨンムンは応えてくれたし、今も欲にかられたキム・ヤンとは違う。安心して下がりなさい」と、ヨムジャンへの信頼は変らないのでした。

ペッキョンに送られて、清海にたどり着いたチョンファ。
斬られた傷押さえながら、意識が朦朧としながらも、ヨムジャンを止めようと、ボゴを助けようと歩いていたけど、とうとう意識を失って倒れてしまいました。

ボゴが死んだら、一斉に攻撃を仕掛けようと、
二手に別れて挟みうちするように、待機していたキム・ヤン率いる官軍。
(イメージ的に官軍と呼びたくないけど、今は清海鎮が賊軍なのよね…)

安心するように言われても、中で話してるボゴとヨムジャンが気になるヨン。
そこに、官軍が近くまで来てると報告に驚き、様子見に向かったのでした。

ボゴから酌を受けても、心穏やかじゃないヨムジャン。
そんな気持ちを見透かしているのか、いないのか笑顔を向け、
今の立場はどうだ?とかって話すボゴ。
「目標のない権力ほど、むなしいものはない。今の俺がそうだ。
そんな俺が権力を握っても意味はない」とヨムジャン。
この気持ちは半分は本音、半分は装ってるって感じがします。
「似合わぬ服なら脱いだ方がいい」とボゴ。 うんうん、そう思うよ…。

「戦争はやめろ。このまま衝突すれば犠牲が大きい」と思い切って切り出すヨムジャン。
キム・ヤンの使いだと知るや、一転固い表情になってしまい、
「そうすればキム・ヤンも退くのか?」とボゴ。
「お前が退けば俺がキム・ヤンを説得する。
お前の原則の為に、清海鎮は没落は、陛下まで危険な目に遭う。
千年も続いた既得権を皇族が諦めると?政事に関るのはもうやめろ。
交易だけで暮らせば、清海はもっと栄える」と“友”として説得するヨムジャン。
「やめろ。私にもわかっている。だが私が妥協すればもっと泥沼だ。
一つ妥協すれば、二つ三つと妥協が増える。
お前は間違った選択を妥協した事がない。
与えられた運命に妥協しただけ。お前は勝てん。

そう…このボゴの言葉は私がずっと思ってたこと。。。
ボゴの言葉に、懐から短刀を出し、
「戦争を阻止出来ないなら、お前を殺すしかない」と切羽詰るヨムジャン。
「剣を収めろ。私が皇都に進軍した時、キム・ヤンの傍にいたら、お前は私の敵」と席を立つボゴ。
「相手はキム・ヤンだ。1万の兵で10万の兵を倒すのはもう無理だ」
「夢も目標も失ったと言ったな?私の夢は私の夢になりうると思ったが、
そうでないなら今すぐ去れ」と行こうとしたボゴに、短刀を突き刺したヨムジャン。

ヨムジャンの体に掴まり、涙が溢れてくるボゴ。
「なぜ…お前が…」
ボゴは最期までヨムジャンが変ってくれたと信じ、
同じ理想を歩く友と思っていたのよね…。

ずーーっと呆然としてるヨムジャンを見つめ、静かに目を閉じたのでした。。。

動かないボゴの傍らに座り込み、涙が止まらないヨムジャン。
生まれて初めて出来た友でありながら、悪縁に翻弄された日々…。
イ大人の時は悲しみと共に怒りもあったけど、今のヨムジャンの涙は、人間的な心からの悲しみの涙で、多分今まで見せた事のない表情。。。(T_T)

敵の様子を見に行ったヨンが、倒れてるチョンファを発見。
ボゴが天に召されたと同時にチョンファも…と。この時、思った私。

本営で意識が戻ると、まだフラフラなのに、ボゴの元へ急ぐチョンファ。
しかし呼ぶ声に返事はなく、慌てて中に入り、ボゴの遺体を見つけたヨン。
「大使様」とゆすっても動かないボゴに、
「兄貴…早く起き」と昔のように呼びかけ、嗚咽するヨン。。。
ヨンは、こうなる事を心配してたのね・・・。
私は取り越し苦労だって思ったのよ…。ごめんね、ヨン。

何が起きたのか信じられない様子から、
死んでるボゴを見ると徐々に涙が溢れ止まらないチョンファ。

その頃、涙を流したまま、フラフラと海岸を彷徨うように歩いてたヨムジャン。
それでも自分がした事は、戦争を止めるために仕方なかったんだと、
皇都に帰ろうとしてたんでしょうね。。。

ボゴが死んだという知らせの火矢を見て、一斉に攻撃を仕掛けたキム・ヤン。
動いてる兵とバッタリ会い、驚いてキム・ヤンの元へ行き、
「私との約束は?その為にチャン・ボゴを殺したのです」とヨムジャン。
せせら笑うように「お前らしくない。帰って休め」とキム・ヤン。
「攻撃撤回を」と引き下がらないヨムジャンに、
ハラハラして、従うように目配せするチャン行首。
「撤回しないなら、私を殺してから」と言うヨムジャンを
捕らえるように指示し、「残念だかもう使い道はない」と冷たいキム・ヤン。
ヨムジャン・・・あなたは、こんな男の大義のために。。。

ボゴの死を悼む間もなく、官軍の攻撃開始に立ち上がるヨンたち。
多くの兵士を前に、「大使様の生涯が偉大だったと証明出来るのは、我々しかいない。無念を晴らすのも…出陣しろ」と涙を堪えて告げるムチャン。

大勢で奇襲をかけられ、清海鎮の兵は数的にも状況も不利。。
それでもボゴが築いた清海鎮を守ろうと、必死で戦う兵士達。。。
その果敢な戦いで、一旦は官軍を追い返したのでした。

“一つ妥協すれば、二つ、三つ。
お前は与えられた運命に妥協して生きて来ただけ…。”
木に縛られ、ようやく最期のボゴの意味がわかり、涙が滲むヨムジャン。
そこに見張りの兵たちを殺して、ヨムジャンを助けてくれたペッキョン。

意外な苦戦に、やっぱりヨムジャンしか…と意見が一致したキム・ヤンたち。
しかしそこに、逃げたという知らせが。

戦が中断してる間に、ボゴの葬儀が行われました。
通り過ぎる棺に頭を垂れ、死を悲しんでいる清海の民たち。。。
火葬の燃える火を見つめながら、
幼い頃からいつも一緒に死を乗り越えた日々を思い、泣いているヨン。
二人で過ごした僅かな日々を思い、涙が止まらないチョンファ。
しばらくBGMで流れなかった、「君が僕を去って」のボーカルverが、
ここで来るとはーーー(T_T)


そんなチョンファを影から見つめ、心痛めるヨムジャン。
またチョンファの愛する人をこの手で・・・。因果な運命だわ。

自分と一緒にいては危険だから去れと、ペッキョンに告げるヨムジャン。
跪き「大行首様のそばが死に場所です」と答えるペッキョン。

決死の覚悟で水夫たちが清海に集まっているものの、
アチコチから官軍が清海に集められていて、やはり不利な状況の清海鎮。
補給もままならず、「陸がダメなら海路で揚州へ行く」とチョ大人。
危険だと止めるムチャンに、「チャン大使が守ってくれる」と(゚ーÅ)
一緒に行こうとチェリョンを誘うチョ大人。
チェリョンの身を守ると共に、唯一のボゴの血族を守りたい思いなのでした。
しかし、「ここ以外に私が生きる場所はありません。
私は清海鎮を守ります」と、決死の覚悟のチェリョン。

数日後、投降を勧めるキム・ヤンの手紙を持って来た部下。
怒りに震えて手紙を破るヨン、剣を抜き、奴を殺したヨン。

キム・ヤンを殺そうと(?)官軍の本陣に忍び込み、
チュンダルに剣をつきつけ居場所を聞こうとしたヨムジャン。
しかし兵達に気付かれて、すごすごと逃げるハメになり失敗に終わりました
オイオイ、もう少し何とかならなかったの( ̄ー ̄?).....??

海を見つめて考え込んでいたムチャンに、ぶどう酒を渡し、
「放馬場でのように作ってみたけど、味は保証できない」と笑うヨン。
うまそうに飲むムチャンに、「タダじゃないです。
俺にも約束の剣を作ってください。兄貴ばっかりひどいです」とヨン。
「わかった…必ず作ってやる」と涙して答えるムチャン。
泣きながら笑顔を見せるヨン。
官軍が押し寄せる中、その日は来ないと気付いていたのね…。

とうとう官軍が押し寄せ、本営突入を食い止めようと
海辺で必死に止めようと戦う清海の兵たち。
しかし、とうとう柵は破られ(賊達が侵入出来ないように、ムチャンのアイデアで作ったのよね…)、本営にも侵入を許してしまいました。
必死に剣で対抗したものの、斬られてしまったチャン提官…(:_;)

チェリョンとチョンファに、敵が押し寄せてくるから、
船を待たせてる埠頭へ行き逃げるように告げ、
ゆっくりと頭を下げるヨン、もう最後…と気付いたように頭を下げるチェリョン。

しかし「奴の妻子を捕らえろ」とキム・ヤンの命令で、
兵達に囲まれてしまったチョンファとチェリョン。
お付きの女が抱いていた赤ちゃんを自分の手に抱き
「どきなさい」と果敢なチェリョン。
しかし、お付きの女が斬られ、チェリョンまでもーーー(:_;)
そしてチョンファに襲いかかる兵…、そこを助けたのはヨムジャンでした。

チョンファに、「お嬢様を見てると、いつも心が痛みました…」とチェリョン。
私は最初、嫉妬から?と思ったのだけど、
後から、愛する人を奪ってしまって…という申し訳なさだろうと。。。

そして赤ちゃんを託して、息を引き取ってしまったのでした。。。

とうとうヨンとムチャンも兵達に囲まれてしまい、万事休す・・・。
目で語りかけ、頷き、清海を守ろうと最後の最後まで剣で立ち向かい、
そうして死んでしまったのでした。。。(T_T)
ボゴの部下達の最期は、義経を守ろうと死んで行った仲間達のよう…。

埠頭まで逃げたチョンファを、追いかけてくる兵士達。
それを阻止しようと、必死に戦うヨムジャンとペッキョン。
しかしペッキョンが死に、
「ペッキョーーーン」と絶叫するヨムジャンにも一斉に矢が…(:_;)
それでも必死にチョンファと、そしてボゴの子を守ろうと、
最後まで立ちはだかっていたのでした。。。まるで弁慶だわ…。

フラフラになりながら、チョンファの元へ歩みより、涙が止まらないヨムジャン。
私が幸せになれるのは、お嬢様を愛した私の運命が尽きる時…
そう言っていたっけ。
人殺しをいっぱいしたヨムジャンだけど、最後は人を守る為に死に、
そして愛する人の姿を目に焼きつけて逝ったのでした。。。

揚州と新羅と日本を繋ぐ航路で、遺骨を撒くチョンファ。
傍らにはスンジョン父子がいました。
“その昔あなたは、まぶしく輝くこの海を悲しい場所とおっしゃいました。
あなたとの縁がこれほど切ない運命になったのも、
あなたの胸に渦巻いていた、このつらく悲しい海のせいかもしれません。
これであなたを見送ります。
あなたが開いた航路で、この果てしない海を駆け巡ってください…
私はあなたが愛した清海の眩しい陽ざしや、砂の一粒まで
胸に秘めて、あなたを愛しみながら、生きて行きます…”

そしてボゴの子を抱き、「この海路を覚えておくのよ。
いつかあなたが帰ってくる道だから…」と語りかけるチョンファ。

ラストのエンドロールでは、
キム・ヤンから清海を任せてもらったけど、虚しくてそれを蹴り、
一人無人島で暮らすチュンダルのメッセージ。今更って気もするけど


ボゴの死に方には、賛否両論あるようですが、
史実に基づいるから、避けられないことなのでしょうね。
日本の大河ドラマや歴史モノでも、こんな感じなのは多いから、
ああ、そういう描き方をしたんだ…と、私自身は納得しました。
以前に「1話延長した分、まとまりがなくなった」というようなインタビューを読み、不安もあったけど、これ位ならアリな最終回と思えたし。
でもドラマ開始10数分でというのは、呆気に取られたのは確かです!
残りの時間はどうすんのーーと思いました。もっとラストの方かと…。
戦争を止めようとしたヨムジャンは、「友」として話してたと思います。
でもボゴに痛い所を突かれ打ち消したかったのか、殺すしか戦争を止められないと思ったのか、殺した…というより、勢いで刺してしまった…と思いました。
・・・もしも命が尽きて召されるまで魂が彷徨うのであれば、
後悔と喪失感と悲しみで、呆然と泣いていたヨムジャンの姿を、
その後もずーーっと涙を流して歩いてた姿を、ボゴが見てたと思いたい。。。


見終えた全体の感想はこちら
「海神」-チャン・ボゴ-他の回はこちらです。

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この記事へのコメント

ねぼすけ
2009年06月27日 22:39
ヘシン、目力ヨンムンにハマり過ぎて毎日ヨンムンの曲が頭回ってます。15年後のボゴの息子の続編して欲しいですね。その時はボゴ息子父親の仇のヨムジャンが実は生きていてボゴやアガシを陰ながら守り(また?)いつの日かやっとこさアガシにとうに消し去ったはずの自分の心の祈りが届く。って感じになったらいいなーって思います。
最終回アガシ、ボゴのだけじゃなくみんなの粉骨も蒔いてあげてよ!って思った私でした。
2009年06月28日 21:43
ねぼすけさん、こんにちは。
私のまわりでもヨンムン派が多いのだけど、ねぼすけさんもそうなんですね~。書かれたようにチョンファアガシへの報われなかった愛が続編で叶えば…と思う方も多そうです。私はレビューにも書いたようにボゴ派だったんで、ちょっと複雑ですが… それでも、ヨムジャンが実は生きていて陰から見守り…って見たいです♪

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