海神(ヘシン) 第48話

【10万対1万の戦(いくさ)】
連れ去られたチョンファの事が心配で、気が気でないボゴ。
涙ぐみ呆然と立ちすくんでいたヨムジャン。

そんな姿を見かけ、ずっとチョンファを思い続けているヨムジャンの気持ちを思い、胸が痛むボゴ。
しかしキム・ヤンの見方は違い、
「女一人になんてザマだ。女と戦争とどっちが大事だ?
皇都に連れて行かれたなら死んでいる。
ヨンムンだった頃の縁はすべて捨てたというのは嘘だったのか?
今、心が揺れては何も出来ない」と叱咤。
涙で潤む目でキム・ヤンを見据えるものの、反論出来ないヨムジャン。

戦争終結の取引にチョンファを使うと言うジャミ夫人に、
反対の表情を浮かべながらも、その旨を伝えに武珍州へ向かった校尉。

牢に入れられたチョンファの元へ行き、勝ち誇った表情のジャミ夫人。
「お前にこんな事をする事は、人々に非難されるだろうけど、
娘のように育てた事や、男の為に恩を仇で返したと知れば変るはず」
「人々は、身寄りのない子を育てたのは、富と権力を得る為と知らぬはず。
そして私が夫人との縁の為で、悪行を重ね他人に苦痛を与えたことも。
夫人の欲を打ち砕くことが、罪を償う道でした。それが出来ないのは残念です」
「減らず口を!お前を条件に平東軍の撤退とキム・ウジンを引き渡せと取引を申し込んだ。あやつがどんな決断を下すのか楽しみ」
また自分の存在がボゴの大義を邪魔してしまう…愕然とするチョンファ。

もう3日も食事を口にしないチョンファを心配するチュンダル。
イ・サド陣営にいた頃、思いを寄せていたって…、気付かなかったわ(^_^;)

ボゴの元にやって来て、夫人の手紙を渡し、
「私も殺したくない。キム・ウジンを引き渡せ」と情を見せる校尉。
しかし、「取引は出来ない」と涙を呑んで断ったボゴ。
その経緯を聞いても、意外と驚かず、やっぱり…って顔のヨムジャン。

撤退して、自分がジャミ夫人と取引すると言うキム・ウジンに、
「それでは大義を成し得ません」と答えるボゴ。
「チョンファの命はないのに」と言われると、そんな事は百も承知で言葉に詰まるボゴ、でも平東軍を率いる身として私情を優先するわけには…。

チョンファを部屋に呼び、ボゴが提案を断った告げ、
「昔、あいつの命を助けてくれと泣きつかれ、哀願に負けて私は奴を助けたけど、奴はお前を見捨てた。そんな奴に思いを寄せてたのよ」とジャミ夫人。
「夫人に憐憫を感じるわけを?夫人は誰かを愛した事がないからです。
愛を知っていれば、私が大使様を恨まぬと分かるはず。愛とはその人を信じる事。夫人にはわからないでしょう」と涙ぐんで答えるチョンファ。
愛を知っている(…多分ジャミ夫人を)校尉は、目を伏せて…わかるのね。。。
チョンファの言葉に胸に突き刺さり、動揺して「連れて行け!」と怒鳴る夫人。

提案を断ったものの、酒に溺れるボゴに、
「お嬢様を助けなければ一生後悔する事に」と、撤退を勧めるヨン。
「そうすれば私を信じる人々の安寧が保証出来ない」と答えるボゴ。
しかし、黙って見殺しにするボゴではありませんでした!
ヨムジャンを呼び、「武術に長けたものを連れて皇都に潜入し、お嬢様を助けろ。絡みあった糸を解けるのはお前だけだ」とヨムジャンを信じ任せたのでした。

女の為にヨムジャンを行かせたと怒るキム・ヤンに、
「皇都攻略の戦術です。ヨンムンには皇都のポンスデを攻略させます」と
ちゃーんとチョンファを助ける&戦略を二段構えにしていたボゴ。凄いーー。
こっちは数的に不利だから、全面攻撃は勝ち目がない。
ヨンムンが攻略して烽火(のろし)が上がれば、軍は撤退するから、その軍をキム・ヤンが待ち伏せして潰し、その間に本陣は達伐(タツバツ)の官軍と戦うと。

皇都を守る部隊もすべて達伐(タツバツ)に送り、ここで決着をつけようと目論み、
「チャン・ボゴが敗北する姿を見届ける」と自ら率いるジャミ夫人。
戦闘には素人なんだし、校尉の言うように危険だろうにーー。

そういうわけで、ジャミ夫人のいない間に、
屋敷に潜入し、アッサリ兵達をやっつけて、チョンファを助け出したヨムジャン。
牢にいたチョンファを見て安堵の表情のヨムジャン&BGMの「祈り」が良いわ。
でも「チャン・ボゴに頼まれた」って言って欲しかった私・・・。
チョンファを連れて、次のミッションに向かうヨムジャン。

達伐(タツバツ)の地で、睨み合う平東軍vs官軍。
官軍の数が圧倒的に多く、勝ち誇った顔のジャミ夫人と、
ひるんでしまう平東軍。
ヨンムンが失敗したら水の泡と心配するムチャンだけど、
「ヨンムンならやってくれるはず」と、信じて烽火を待っているボゴ。

じりじり…と迫ってくる官軍に、「攻撃を」と言うヨン。
それでも待て…と烽火を待つボゴ。するとようやく上がりましたーーー!
皇都が攻略されたという知らせに、「陛下に何かあればここで勝っても意味がない」と、兵の一部を皇都に退却させたジャミ夫人。
それだけの兵を戻しても、ここで勝てると思ってたのでした。

官軍の退却の報告に、いよいよ攻撃を仕掛けた平東軍。
高見の見物のジャミ夫人だけど、官軍の劣勢に悔しそう。
負け戦と見込み、ジャミ夫人の元へ逃げ帰って来た校尉から、
達伐は負け、皇都へ戻る軍もやられてしまい、
危険だから逃げるように言われ、惨めったらしく後にするジャミ夫人。

ボゴの戦術が数的不利を跳ね返し、見事勝利。
キム・ウジンたちは皇都へ進撃し、
ボゴたちは逃げたジャミ夫人を追いかけたのでした。

一人佇んでいるチョンファの姿に、目が潤むヨムジャン。
ここん所、チョンファを見ると自動的に涙目…って感じです。
助けてもらったお礼を言い、「獄中で死を考え、通り過ぎた縁を考えました。
時には欲に、時には叶わぬ恋に心を焦がした、
そのすべてを忘れる気でしたが、胸の奥に痛みが残った人がいました。
大行首様との縁も悲しみと痛みでした。
何もしてあげられないのに、私を手放せぬ大行首様の運命が気の毒でした。
私との縁は忘れて、大行首様も幸せになってください」とチョンファ。
きっとヨムジャンは思ってるだけでも幸せだと思うのだけど・・・。

ジャミ夫人の勝利を信じて疑わなかったキム・ミョン(皇帝陛下)だけど、
10万の兵が1万の兵に負け、皇都を攻略されたと聞き呆然。
攻められる前に皇宮から逃げ出したけど、
「キム・ミョンはこの手で殺す」と、執念を持ってたキム・ヤン。
宮にいないと聞くと、近隣を探させて見つけ出し、
「反逆の汚名を着せられて、成仏できなかった父祖の無念を晴らします」と、
キム・ミョンと司正副令を殺したのでした。
キム・ミョン側から描けば、汚れた血の一族と言われ続けても、信念を持って大義を持って成し遂げ…となりそう。

戻って来たチョンファに、泣いて胸を撫で下ろすスンジョン父子。
平東軍が勝ち、ジャミ夫人が逃走中と聞くと、複雑な面持ちでした。

私を忘れて幸せになって欲しい…とチョンファの言葉を思い出し、
酒を飲んでたヨムジャンに、相談があるとやって来たキム・ヤン。
「チャン・ボゴの力で入城出来たから、奴の力はそらに強まる。
チャン・ボゴを消してこそ、志を成し遂げられる。
お前も恨みを晴らすべきだ」とキム・ヤンの言葉に、黙ってしまうヨムジャン。
そんなヨムジャンに、「憎しみの刃が鈍ったか?」とけしかけるキム・ヤン。
協力し合ってキム・ミョンを倒したのに、用が済んだら切り捨てるとは、
全く非情でぬかりないキム・ヤン。

チャン・ボゴの敗北を見に来たはずが、
人目を避けながら山道を逃げるジャミ夫人は、まるで逃避行。
そして今思えば、校尉やテボンたちだけなら馬を走らせられるのに、
ジャミ夫人がいるのは、逃げるのに足手まといな気が。
それでも夫人を守りながら進んで行く健気な私兵たち。

夜半になり、途中で休憩を取る夫人たち。
「一体、何を間違ったの?私が得た富は必死に作り上げたもの。
なのにこんなにあっさりと崩れ落ちるの?」と
髪は乱れ、いつもの高慢な態度と違って、ちっちゃくなってるジャミ夫人。
それもすべてボゴのせいで、。早くに奴を殺しておげばと言う夫人を
憐れむようにジッと見つめていて、口を開く校尉。
そして「夫人に仕えただけで私の人生は満足です。
悔いはただ一つ。夫人が選んだ危険な道を阻止出来なかったことです。
夫人が握った富と権勢は、砂上の楼閣であり、崩れ去るものだとお教えできなかったことです。チョンファの感じる憐憫は私も感じる事です」
その言葉に、涙がこぼれるジャミ夫人。
初めて見せる夫人の弱い人間的な部分。。。
そして校尉の目からも涙が・・・(T_T) 二人の涙に泣けて来た…。

そんな二人の空気を切り裂くように、陣に潜入して来たボゴたち。
涙でいっぱいな目で校尉を見るジャミ夫人、
わかりました…というように頷き、剣を抜いて挑む校尉。
テボンもミンチョンもやられてしまって、最後はボコvs校尉。
ボゴの一撃が体を貫き、血を流しても挑んでくる校尉だったけど、
兵達に無残にもやられてしまいました。。。
「校尉!」と叫び、いつも高慢な態度なのに、取り乱して泣いている夫人・・・。
そして涙が流れる目でボゴを睨みつけたのでした。

「海神」-チャン・ボゴ-他の回はこちらです。

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