ホジュン~宮廷医官への道~ 第59話&第60話

#59【国境の手前】  #60【戦乱から見えたもの 】

平壌城を落とそうと、城壁を登ってくる倭寇たち。
それを阻止すべくを「危険です」と制止されても尚、立ち向かう光海君。
そして残った武官と義兵たちも闘っていました。
医官と医女は、運ばれて来るケガ人の手当てにてんてこ舞いです。
平壌城にケガ人の医官・・・?まさかと思ったらやっぱりサンファがーー!
生きてたのね(:_;) どうりでサンファの死を嘆き、
思い出を語って場面で回想シーンが流れないと思ったわ~
「お前のおかげで生き延びた」と言うイェジンとジュンに、
「昔、三寂寺で助けていただいた恩に比べたら」と答える傷だらけのサンファ。

民たちが闘っているというのに、明国へ逃亡しようとする殿下一行。
見送る民たちからは、「国を捨てるとは…」と嘆きと怒りの声が。
途中、休憩に立ち寄った義州で、とうとう気絶してしまった信城君。
そういや歩いてる時、すごく顔色が悪かったわ!
脈を診て、「針と薬で回復する」と答えながらも
容態がよくないのか大汗かいてるドジ。
「王子に何かあったらただじゃ済まない」と叱咤する殿下。

チュン奉事さえも「急に高熱は変。内医生様も知らない風土病では?」と疑問視し、否定したドジだけど、脈を診た当人が一番そうだと感じたのでしょう。
医書を探すけれど、「荷物を減らせ」と命じられて平壌に置いてきたので、
あるハズがなく、調べる事すら出来ないのでした。
今更ながら、草鞋や着物より大切なものだったと気付いたでしょうね。
針を打とうにも、病の原因がわからないから、ただ熱を下げるしか出来ず、
回復のきざしは見えないのでした。そうしてるうちに、とうとうけいれんが!

明国へ逃げるように進言するチョン吏判。
民たちの声を聞いたからか、「明国へ援軍を頼んだ。もう少し待つ」と言う殿下。
そこに「信城君が危篤」と知らせが!
殿下やインビン様が駆けつけた時には、既に絶命していたのでした。。。
このエピソードは、「ブラックジャック」のある回で、
吹雪の中、医療器具を置いて避難してしまったブラックジャックが、
天才バイオリストの凍傷を治療出来ず、「器具さえあれば…」と嘆き、
その患者は「大切な医療器具を置いていくべきじゃなかった」の場面を思い出し、
医書さえあれば・・・とつくづく思いました。

「私を殺してください」と泣いているドジ。
ドジが言うまでもなく、怒りに震える殿下はドジを牢へ入れたのでした。

義兵として闘ってるギョムに、おにぎりを差し入れて、
「まだお父様を恨んでいるの?」と優しく語りかけるダヒ。
そしてジュンがウィテ先生から破門された時の話を・・・。
家族を省みず酒に逃げた夫、葛を売り生計を立てた自分と義母。
ある日何も言わず鉱山へ行ってしまい、夫を恨んだのだけど、
その山へ行き、落盤事故のケガ人を懸命に診てる姿を見た瞬間、
積もり積もった恨みが一瞬で消えた。その姿は美しく尊かった。。。
「その日以来、どんな事があってもお父様を尊敬してるわ。
お父様は誰よりも尊い仕事をしている。今回もきっとそうだったと信じてる」と。

倭寇たちの勢いはすざましく、ギョムも撃たれてしまいました。
しかし、ジュンには「信城君が亡くなり、気落ちして病に伏せた殿下を診るため、義州へ行って欲しい」という命令が。
「家族の事などどうでも良いのですか?」と言うギョムの声が蘇り、
また申し訳ない気持ちで、家族に告げるジュン。
すると「私は大丈夫。行ってください。私はお父様がこの世の誰よりも尊い仕事をしてると信じてます」と言ってくれたギョム。
親の心、子知らず・・・だったけど、やっぱり親子。わかってくれたのね。。。
父親に反発してたジュンが、父の深い思いを知った時のようでした。


倭冠たちの目をくぐり抜け、義州に到着し殿下を診ると、
気が弱まる陽虚と血が弱まる陰虚の両方出ていて
針も打てぬほど危険な状態。それなのに、薬材も底をつき始めピンチ!
オグンと共に薬草を採りに行くジュンだけど、本(持って来て良かった)調べてみると殿下の病に効能はないものばかり。
最後の薬材を煎じて、今後どうしたら・・・というところで、
「薬草は無かったが、炭小屋から炭を分けてもらってきた」と戻って来たオグン。
ピーンと閃いて、木酢液を取りに行ったイェジン。
気を補い血行を助けてくれる“木酢液”って、
ウィテ先生の為に山に入った時にも、もらってたような。

これを飲ませて気力が回復してきて、ようやく針を打てる状態になった殿下。
「明日の針はユ内医生に任せたい」と申し出るジュン。
信城君を死なせたドジになんて、大反対のインビン様。
「城を出る時にケガして、私は打てない。彼が過ちを犯したのは事実だが腕は確かです。今殿下を治せるのは彼です」と頼むジュン。

「大したケガではないのに?と」訝るオグン。
その通りで、ドジの名誉回復をさせてあげたかったのでした。
「意味はない」とドジには告げるジュンが、またカッコイイし感動だわ(:_;)
ジュンから針を受け取り、施術するドジ。
回復し、「御医のおかげ。一瞬でも疑った余を許してくれ」と言う殿下に、
「ユ医員の懸命な針治療と誠意のおかげです」とジュン。
その言葉に、「重罪を与えるつもりだったが今回は許そう」と認めた殿下。
泣きながら殿下に感謝するドジと共に、自分の事のように感謝の涙のジュン。

消息を尋ねる殿下に逃亡したと偽りを告げた事や、内医院でも…と今までジュンの心に多くの傷を負わせてしまった事を詫びるドジの言葉を遮り、
「私のせいで親子を縁を切らせ、出世を妨げた。
恨むのは当然です。残念なのは私への恨みに縛られて、
あなたの優れた才を発揮出来ずにいる事」と、ドジの手を握るジュン。
雨の降る中、心が通じ合って手を取り合う二人の姿は、ホロリ...(:_;)
ウィテ先生に見せてあげたかったな。。。


平壌城が落城してしまい、臨海君が倭寇に囚われたと報告が入り、
一刻も早く明国に逃げるように進言する大臣達。
「光海君の生死もわからず、王子が捕まったのに逃げろと?」と声を荒げる殿下。

命からがら逃げ延びて、義州に到着した光海君ら。
落城と聞いて心配してたオグンは、ホンチュンを見つけてホッ。
医官と医女も無事に到着して一安心。
家族を捜したけど見つけられなかったと聞き、引き上げて来た民達の中を必死に探すジュンだけど見つかりません。。。
それもそのハズで、みんな龍川へ避難してたのでした。
報せに来たヤンテから聞き、安心して笑顔が戻るジュン。

その後は義兵たちの活躍や明国からの援軍もあり、
各地で勝利したという報告が届き、すっかり元気になった殿下。
ヤン・イェスに「ある提案」をし、一緒に殿下にお願いに行くジュン。
「漢陽からここまで来る間に、病で死んだ民達の姿をたくさん目にした。
その民たちが容易に理解出来るような、新しい医書を完成させたい」と申し出、
自分も同じ事を考えていた。新しい医書を編纂してくれと命じた殿下。

今で言う家庭の医学のようなものなのかな?
戦争が終わり、内医院全員で医書の編纂に取りかかったのでした。
予防法や簡単な治療法も知らず、命を落として行った民のために、
内景・外形・雑病・湯液・針灸と、今までにない分け方で、
病と治療法だけを述べるのではなく、医術全体を体系化すると言うジュン。
それは、医術が蔓延し治療法に迷った末、
患者の命を奪ってしまう医員の為でもありました。
そしてもう一つ、優れた薬材が国内にあるのに知らずに、
貧しく医院に行けず死んでいく民のために、わかりやすくしようと。

徹夜で編纂作業をしてるジュンに、体をいたわるようにと言いながらも、
民たちの為に頑張る姿を見て、とても誇らしそうな笑顔のイェジン。
わかりやすい医書を作るのは、ウィテ先生や大師様の念願でもあり、
私の長年の夢でもあります。これから長い年月かかってもやり遂げると
強い眼差しのジュンを見て、ユ医院に来た頃に、
私に水の事を尋ねた事を思い出す…と昔を懐かしむ二人。

夜中に医員と医女が一緒にいるのを見て、訝るインビン兄。
彼がここに来たのは相談があるからで、チョン吏判の待つ料亭へ。
明日、領府事ソン・インチャンを診るジュンに、
「朝廷では彼の力を警戒する声が強い。助けた事で君にも災いが」と
遠まわしに、助けるなと言うチョン吏判。
「私の師は、医員は病人の病だけ診て身分を見るなと言いました。
私は医官の務めを果たします」とキッパリと告げるジュン。

病が癒えて、挨拶に来た領府事ソン・インチャンに、
「戦乱で功績を立てた者に褒賞を与えたい。階級はそなたに任せる。
余の病を治した御医を大臣に」と。階級は正一品となり、
ジュンはもちろん、家族も内医院のみんなも喜んでいるのもつかの間、
この人事でチョン吏判側派閥の人は功臣から外され、
「ホジュンを潰す。アイツは叩けばホコリが出るはず」と策略を。
しかし調べてもアラは見つからず、
イェジンとの恋愛の噂を流そうと思い着いたのでした。

医官と医女の禁断の恋の噂は、瞬く間に広がり、
大臣に不的確と上訴分が山のように届き、イェジンを呼びつける殿下。
各地の民を治すために、放浪の医員だった父の話から始まったイェジンの話。
ジュンに惹かれたのは、父と志が同じだったから重なったのかな。
「真に病人を憐れむ心医の道をひたすら歩く御医様の姿を見て、今日までの心に想い慕って生きて参りました。
ただその心は、同じ空の下で共に生きていられるだけで幸せだったのです。
この想いは一生胸の奥にしまっておくつもりです。
御医様は何もご存知なく、恋仲などとんでもありません」
と声を震わせて思いを語り、涙が流れるイェジン。

イェジンが殿下に呼ばれたと聞き、殿下の元へ向かうと言うジュン。
イェジンが傷ついた事で心を痛め、「お嬢様を犠牲にしての地位は、
私には何の意味もありません」と言うジュンに、
「ホ医員の気持ちはわかっております」と言い、悲しい笑顔を向けるイェジン。
このジュンの言葉は、嬉しかったろうなぁ。。。

一人になると、イ・ジョンミンの言葉を思い、涙が流れるジュン。
ジュンの中にも、妻への愛とは違う思いがあるような。。。
一人で泣いていたのに、心配で来たサンファには笑顔を見せるイェジン。
漢詩を読み、その詩にのぞらえ、「ある人を想うと切なく胸が痛んだ」と言い、
「ここを出て行くわ。お前には御医様を支えて欲しいの」と
大変な医書の編纂をそばで手伝うのも叶わなく、寂しそうに笑うイェジン。

イェジンの気持ちに打たれたのでしょう。
大臣達の反対の中、ジュンを大臣に任命すると決めた殿下。

「ホジュン」他の回はこちらです。

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