映画 『フラガール』 (2006年/日本)

昭和40年。福島県いわき市の炭鉱会社は、
地元の温泉を活かしたレジャー施設「常磐ハワイアンセンター」の計画を進めていた。
目玉となるのは、フラダンスのショー。
「本物のダンサーを雇うのではなく、
地元の女性がダンサーになる事に意味がある」と吉本さん(岸辺一徳)。
↑これが成功の元だったのかも。
しかしずっと山で生きてきた住民は、大反対。
そして応募して来たダンサーは、たったの四人・・・
しかも田舎丸出しの娘っこたち。
SKD出身だというまどか(松雪泰子)は、あんまりやる気がなさそうで。。。

GW中にDVDで鑑賞しました。
メモを取らずに見たので、簡単に感想だけ

以下、展開に関するネタバレを含んでます。

↓   ↓    ↓












四人だった団員が大人数になり、
数々の困難を乗り越えて、
ハワイアンセンターの初日には、見事なステージを見せてくれたフラガールたち。
「ウォーターボーイズ」「リトルダンサー」「フルモンティ」などなど、
その道に素人だった人が、必死に頑張って素晴らしい演技を見せる・・・
そういう成長物語は、ベタと言われてもやっぱり泣けて来ます。
「フラガール」たちももちろん、みんな頑張ったねぇ(:_;) 
多くの人が口を揃えるように、「ラストは感動です
色々な賞を取った紀美子役の蒼井優ちゃんは、本当に素晴らしかった!
最後のダンスが終わった時は、やり遂げた笑顔だったのに、
その後にみるみる涙が溢れていく姿が印象的でした。

成長したといえば、まどか先生も成長しました。
借金を抱えてたまどか先生、きっと「給料三か月分先払い」に惹かれて、
ここにやって来たのではないでしょうか?
ホールで一人で踊ってる姿は、すごいーーー
4人のフラガールたちと一緒に見とれてしまったわ~
松雪さんは、バレエやってたのかしら?

その4人のフラガールたちに、いきなりポーズを取らせて、
当然素人で体が固い彼女たちは、うまく出来るハズもなく・・・
それなのに「アンタたち、一生無理」って、まどか先生ーーー

何が悲しくてこんな田舎町に…って感じだったのに、
小百合(山崎静代:南海キャンディーズ・しずちゃん)の父が亡くなった日、
知らせを聞いても戻らないで公演を続けた小百合を責める親戚達に、
「私が引きとめたんです」って・・・
あんな投げやりだったまどか先生がーーーー(:_;)

この町から出て行くように山の人達に迫られて、
自分が去ればそれで済む…と出て行く決意をしたまどか先生。
それを引き止めるフラガールたち。
「フラの手の振りは、手話と同じ」と先生が教えてくれた振りをするのよね。
・・・「あなたを愛してます」 
泣けてくるから、見ないようにしてたまどか先生だったけど、
やっぱり見てしまって、みんなの心に打たれて汽車から降りたのでした。
ここもちょっと感動・・・
ラストのフラガールたちの踊りに、涙でクシャクシャになりながらも
笑顔で拍手を送り続ける姿も、ステキでした~~~
実は松雪さん苦手なのだけど、この役はホントに良かったです!

一番泣けたのは、早苗のエピソード。
高校に通わず、幼い弟や妹たちの面倒を見てた早苗。
ハワイアンセンターのダンサーに、一番興味を持ってた子で、
紀美子を誘ったのも彼女でした。
団員が増えていき、雑誌に写真が載って紹介されるほどになった頃、
フラの衣装をつけて嬉しそうに、弟や妹に見せた夜、
しかし、その姿を見た父親はカッとして、早苗を折檻したのでした。
その日、父親は会社からクビを言い渡されて、
「ハワイアンセンターが山を潰す」と思ってる父親にしたら、
許しがたいことなのは当然だったのでしょう。
あの時代は、すぐ手が出る父親は多かったろうし。
でも早苗が可哀想。。。
フラの扮装のまま、涙でボロボロになり、
押入れの中で小さくなってる姿に、ウルウル。。。

その姿を見て怒りが爆発し、銭湯の男湯に駆け込んだまどか先生。
素っ裸のトヨエツとバッタリ顔を合わせて、キャッ!の後だけに、
湯船にバチャバチャと乗り込んで行く姿が凄かったーーー!
圧巻&感動…実はここでまた泣いてしまったのでした。

まどか先生と初めて会った時、「踊ってみせて」と言われて、
チョコチョコっと見よう見真似のフラダンスを踊ったり
紀美子が家を飛び出した夜、
誰もいない部屋でこっそり踊ってた早苗ちゃん。
母親のいない家庭で、幼い兄弟と面倒を見て家の仕事もしてた早苗が、
唯一、踊ってる時だけが、自分の生きがいの時間だった気がして、
その夢が断ち切られてしまった、可哀想でした。。。
それでも、紀美子宛ての小包と共に入ってた手紙には、
「こっちは雪が降ったよ~」と明るかったので、救われました。

他の山で働く父と一緒に夕張へ引っ越した早苗は、
手作りの真っ赤なハイビスカスのコサージュを、紀美子に送ってくれました。
ハワイアンセンターの初日は、それをつけて踊った紀美子。
早苗と一緒に踊っているようでした。

その早苗からの小包が自宅に届いた日、
それを紀美子に渡しに練習場にやって来た母(富司純子)。
母はハワイアンセンター建設反対派だから、
紀美子がダンサーになる事には、大・大・大反対。
喧嘩して、紀美子は家を飛び出したままだったのだけど、
一人で黙々と踊る娘の姿を見て、何かを感じたようでした。
でもここでは娘に声をかける事はなく、黙って小包を置いて行ったのだけど・・・

ハワイアンセンターのオープンの前日、
暖房工事が遅れて(だったかな?)
椰子の木を枯らさないために、ストーブを貸して欲しいと言われ、
スッと協力してくれたのが紀美子の母でした。
驚く反対派の組合の幹部たちに、
「ハワイアンセンターが山を潰すと言ったけど、そうではない。
あの子たちの情熱を、私達が潰すわけにはいかない」と言い、
「ストーブありませんか?」とリヤカーを引いて叫んで・・・
この母の姿を紀美子は知らないのだけど、
オープンの日、人が溢れんばかりの会場に母の姿を見つけ、
それだけでも、母の気持ちが伝わって嬉しそうでした。

小百合父のエピも悲しかったです。
よく考えてみると、山で働く男たちの中で、
最初にハワイアンセンターに協力してくれたのは、
娘を連れて来てくれた小百合父だったのですよね。
フラダンスの練習を見ながら、吉本さん(岸辺一徳)さんと、
たどたどしくステップを踏んでたっけ。。。

悲しい涙もあったけど、感動も涙も流れ。。。こういう映画っていいわーー


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この記事へのコメント

まりの
2007年05月08日 21:15
こんばんは~~
ご感想を読んで、また泣けました。
炭鉱町なのに家で使っているストーブが灯油で
もう時代の流れが止められないんだってことが伝わってきましたね;
リトルダンサーとフラガールは炭鉱町が舞台だというところも似ていました。
どちらも大好きですv
2007年05月08日 23:35
まりのさん、こんばんは♪
悲しい涙あり、感動の涙あり…評判どおりにいい映画でした!クライマックスシーンは、色々な番組で散々みたはずなのに、それでも感動。。。
そうそう、炭鉱町なのにあんなに各家にストーブが・・・石油に移行しつつの時代だったのですね。早苗の父は定年まで夕張で働けたのかな?とふと思いました。

「リトルダンサー」も炭鉱町でしたね。私も好きな映画です♪
私のオススメ「フルモンティ」は鉄鋼町が衰退して…だったけど、そういう背景があると余計にグッときます。

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