華麗なる一族 第3回 

『引き裂く運命』

融資の減額に怒り、阪神銀行に乗り込んだ鉄平(木村拓哉)。
しかし父は帰った後。残ってた大亀専務(武田鉄矢)から聞いたのか、
万俵家に乗り込み、役員達は承諾したのに減額になった事を責める鉄平に、
「どこまで甘えるんだ?」と呆れ顔の大介(北大路欣也)。
「先代から世界に通用する企業にすると約束した」と、
何も知らないとはいえ、鉄平が、今の大介には禁句の「爺さん」の話をすると、
「何かと言えばすぐ爺さん」と大介、「おじいさんの何に嫉妬してるんですか?」
「私が?」と、ドンドンと険悪なムード。

「謝りなさい」と止めようとする相子(鈴木京香)を突き飛ばす鉄平、
その鉄平をビンタする大介。
愛人の相子を庇う父に、益々苛立つ鉄平。
大介にしてみれば、何もも出来ない寧子に代わり、
家の事を取り仕切っている大事な執事だそうですが・・・
「表では品行方正な銀行家。お父さんは偽善者です」とまで言ってしまう鉄平。
正直な気持ちを言うのは良いけど、真っ直ぐすぎる気が。。。

帰宅した銀平(山本耕史)に、この際本音を言うように訴える鉄平だけど、
「逆らっても無駄。お父さんに勝てるものは何もない」とクール。
でもこれは、ただの投げやりな態度ではないと、後からわかりました。

自分の力でやってみせると、啖呵を切った鉄平。
高炉建設見直すように迫る阪神特殊鉄鋼の社長たちには、
一ヶ月以内に20億集められなければ、諦めると約束して、
錢高(西村雅彦)と共に東京に向かう鉄平。

その頃、父のスーツでお見合いに向かう銀平に、
「お前は私の血を引いた息子だ」と言う大介。
兄もいるのに、そんな言い方の父に少し怪訝そうな銀平。
お見合い相手は、大阪重工社長令嬢の安田万樹子(山田優)。
姉のハズバンドが…って
万樹子の父親から、
「銀平君は頭取に似て来た。鉄平君は、人を惹きつける情熱・行動力が、益々先代に似てきた。血筋でしょうか」と言われ、
平静を装っているような大介。
横の寧子はそれほど動揺して無さそうな?息を凝らしてるような?

自分の熱意が伝われば、必ず融資してくれる銀行がある。
そう思っていた鉄平だけど、そんなに甘くはありません。
妻・早苗の勧めで、義父・大川(西田敏行)のところへ。
事情を聞いた大川は、「頭取は最悪の事態にしてるんだ。
石橋を何度叩いても渡らない男、底知れぬしたたかさがある」と。
この言葉を聞くと、大介は鉄平を試してるのかな?という気も・・・

一度は断られた、旧財閥系の三栄銀行副頭取に、口添えしてくれた大川。
「策略に長けたものが牛耳るこの世の中に嫌気がさした。
君のような人に期待している」と。

その三栄銀行を狙ってた大介。これは色々と起こりそうです。
大介から、極秘の三栄銀行の検査資料を持ち出すように言われ、
「9位の銀行が7位の銀行を食う?」と笑い飛ばす美馬(仲村トオル)
しかし、真剣な面持ちの大介。 生きるか死ぬかの賭けなのでした。

三栄銀行から10億の融資を受けられる事になり、
残りの10億を、サブバンクでもあり、友人の三雲(柳葉敏郎)が頭取を務める大同銀行へ、追加融資を頼みに行きました。
しかし、資金計画が杜撰と渋い顔の三雲。
ウソをつくのが耐え切れずに、阪神銀行から減額された事実を話して、
頭を下げる鉄平って、やっぱり真っ直ぐな人なのね。
「ウソをついたということは、自信がないという事。一旦預かる」と三雲。

自分の原点である母校の東大工学部に立ち寄り、
あの頃の理想や希望を思い出したのか、深々と頭を下げる鉄平。

そして次に向かったのは、大学時代に住んでたアパート。
帰ろうとすると、芙佐子とバッタリ。
ボランティアの物資をここに置いている、
料亭のおかみが倒れて客が激減、
今日は休んだけど、明日から頑張ると近況を話す芙佐子に、
「自信に満ち溢れて、強くなったな。僕は全然」と落ち込んでる鉄平。
「昔は弱音なんて吐かないで、乗り越えていた」と芙佐子が励ましても、
何も言えないままでした。

前回まで「鉄平さん」と呼んでたけど、誤解が解けたからか、昔を思い出してか「てっちゃん」と呼んでた芙佐子。
そして借りてた部屋は、かつて鉄平が住んでた部屋。
窓を開けて、「鉄平!錆びるんじゃないよ!」と励ましてくれる芙佐子の言葉は、鉄平の心に、沁みていってるようでした。
そのおかげか、その日から何度も大同銀行にお願いに行く鉄平だけど
「融資は見送り。三雲が決めた事」と綿貫(笑福亭鶴瓶)に言われて、ガックリ。

阪神銀行の支店長会議の前に、
「万博を控えた大阪地区の預金高の底上げが必要。
それを支店長自ら、目標修正すると言ってくれれば」と大亀専務。
その言葉どおりになるように、気の弱そうな池田支店の角田支店長を名指しして、
「目標額をもう少し増やせないかな?」と穏やかだけど迫力で尋ねる大介。
「20億」と答える角田に、頷かないでいると(無言のプレッシャー)、
「25億に」と増額する角田。満足そうに、期待してるぞって顔する大介。
すると、次から次へと目標額増額を口にする支店長達。
頭ごなしに押し付けるのではなく、
独特の雰囲気・迫力で呑みこませて、ホントに上手い大介のやり方


万博のために作る道路のために、国から土地所有者に入る金を巡り、
各銀行では、預金の争奪戦が繰り広げられてました。
心臓を押さえながらも、必死に歩き回る角田。
慣れない田植えを手伝ったりしながらも、頑張ってました。

三栄銀行の資料を美馬から受け取り、ひどい内情に、
「責めるなら今」と息巻く大介。
そこに「池田支店が、目標の25億を突破した」と報告に来た大亀。
早速、角田支店長に、ねぎらいの電話をしようとした大介(←意外や人情の厚い人なのね…)に、「亡くなった」と大亀。
愕然とする大介・・・
「狭心症の持病で?」と尋ねる大介に、知ってて追い込んだと責める銀平。
「彼は堅実な男だったから…」と大介。
「銀行は恐ろしい。命まて奪うなんて」と嫌味に美馬に、
「そうしたのは、君達大蔵省の金融再編成だ」と、
ずっと背中を向けていたけど、拳を堅く握りしめていた大介。
悲しみと、ここまで追い込まなければならなかった自分を責めてるよう。


葬儀の後、この死を無駄にせぬよう、金融戦争を勝ち抜こうと言う大介に、
一斉に頷く支店長たちを見て、
「これで預金目標は達成される。こんな事は誰にも出来やしない」と言う大亀。
確かに過酷なノルマで死に追いやったと、怒るものなど、誰もいなくて、
かえって弔い合戦のような気持ちになってます。
そんな手腕を持ち、大勢の行員がついて行く父の姿を見つめ、
「兄さん、あの人には絶対に叶わないよ…僕は…」と呟く銀平。
偉大な父を越えたくても、そうなれない諦め。
クールな態度だったのは、こんな父の姿見ているからだったのね。。。

お見合いはしても、結婚はしないと言ってた銀平だったけど、
結婚を決意したようです。 

約束まであと3日、三雲から雉撃ちに誘われた鉄平は、
鉄鋼業発展のために頑張って来たのに、
いつの間にか資金集めや高炉建設が目標にしてたと、反省し、
ウソをついてしまった事を、改めて詫びました。
そして、足の引っ張り合いをしてる鉄鋼業だけど、
自分たちの技術が出回れば、帝国鉄鋼も技術革新するだろうと。
それを聞き、「そうなったら、阪神特殊鉄鋼が危ないのでは?」と懸念する三雲に、
「技術は負けない自信はある。負けてしまったら潰れても構わない」と鉄平。

もしかして、君に背中を押してもらいに来たのかもしれない。
鉄平さんと一緒なら、理想の為に戦える気がする。
融資の件は、高炉建設と別枠でなら検討すると言ってくれた三雲、
後日10億の融資が承認されたようです。

期限内に20億集めたと、大亀から報告を受けた大介は、13年前の
「鉄平はお前より、器の大きな人間」と言った爺さんを思い出していました。
この声、後ろ姿は夏八木勲さん? 

正式に高炉建設が決定したと聞き、大喜びの社員たち。
「君達のように素晴らしい仲間たちと、高炉建設を喜べて、僕は幸せです」
最後の鉄平のモノローグのように、
この喜びが続いてくれれば・・・でもまだ波乱があるのでしょうねーー


池田支店のノルマが、当初18億→20億→25億。
今回鉄平が集めなければならない額が20億。
とてつもない数字だったのねーー

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この記事へのコメント

2007年01月30日 21:36
正面から大介に歯向かう鉄平よりも銀平の方に目が行きました。
父のやり方には批判的なのにすっかり諦めてしまっていて、両親の様子から自分の結婚にも希望が持てなくて。
そういえばこの無気力さは寧子譲りかも。

イノシシは夜行性です。
・・・リモコンだから日中でも別にいいんですね(呆)。
のり
2007年01月31日 01:47
大介は鉄平を試しているのか、それとも毛嫌い(親父の子供と確信して)いるのかが微妙ですね。本当は応援しているのかな?とも思えるし、原作を読んでいないので勝手に想像しています。ただ大介には秘密にできていると寧子は思っているようですが・・・。銀平はお見合い以前に安田万樹子(山田優)に会っていたのかな、と一瞬思いましたが勘違いかな。脚本とはどうでもいい所に目が行きます。日銀・大同銀行本店は現在の銀行をCGでぼやかしていたり、街のセットは大掛かりなのに、何故にあの肖像画・将軍・今回の猪・・・。
2007年01月31日 11:13
sannkenekoさん、こんにちは。
銀平といえば、初回「兄さんはいいな。あんなに一生懸命になれて」と呟いていたのが印象的です。理想はあってもその前に諦めてしまうようですね。このまま終わるのか、大介の血を引く息子なので何か起こすのか注目してます。

>イノシシは夜行性です。
それは知りませんでした!
・・・という事は、初回の冒頭シーンも(汗)
2007年01月31日 11:34
のりさん、こんにちは。
前回までは、「鉄平を苛める大介」という目線で見てたのてすが、今回は爺さんの子と思って憎む部分と、子として期待してる部分が混じって複雑なのかな?と思いました。
爺さんと寧子って、関係はあってと思うのだけど、鉄平は本当に爺さんの子なのかな?と少し疑ってます。

>銀平はお見合い以前に安田万樹子(山田優)に会っていたのかな
ホテルで会った時の万樹子の言い方は、そんな風にも感じましたよね。

イノシシには参りました。重厚なドラマなのに、毎回オイオイ・・・ですね。このドラマの美術さん
もう少し何とかして欲しいです~

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