映画『シンソッキ・ブルース』 (2004/韓国)

画像「達磨…」シリーズのDVDに予告編が入ってたこの映画、その時、「一体この醜男って誰…?」と思ってたら、
イ・ソンジェ!!!
歯並びが悪い上に出っ歯、タレ眉、白菜のようなパーマ頭で、こんなに印象が変わるとは…
・・・という事は、イ・ソンジェさんも、歯並びが悪くて、オシャレに気を使わなかったら、ああなのかしら?
猫背でガニ股でトボトボと歩く姿が、映画「エンジェルスノー」の優しい夫と同一人物と思えません
そして、エリート弁護士を演じるのは、
ドラマ『グリーンローズ』でもクールなシン・ヒョンテを演じてたイ・ジョンヒョク
『グリーン…』同様、またしてもシャワーシーンが…\( ̄ー ̄;)
この2人が演じる、同姓同名のシン・ソッキは、奇しくもどちらも弁護士で、
生年月日も同じ、まるでこうなる運命だったような奇遇さ。

不細工で不潔で貧乏、でも人情味がある弁護士シン・ソッキが、イ・ソンジェ。
ハンサムでオシャレに気を使い、豪華なマンションに住んでる、企業の買収や拡大専門のエリート弁護士シン・ソッキがイ・ジョンヒョク。
偶然乗り合せたエレベーターの事故で、心と体が入れ替わり・・・
不細工なシン・ヒョンテの体にに、エリートのシン・ヒョンテの心が。
この映画も、戸惑ったり焦ったり困ったりする部分はコミカルです。

エリート、シン・ソッキに憧れてるジニョンはキム・ヒョンジェ。、「ガラスの靴」は未見ですがも可愛らしい女優さんでした。
他の脇役陣では、グループ会長が「バリでの出来事」ジェミン父で、
またしても、怖い!!!! カッとして灰皿を投げつけて、
哀れな被害者は、チェ・ラン(「オールイン」ミラン・「新貴公子」エジャ)
2人のシン・ソッキの先輩ナ弁護士がキム・チャンワン(「新貴公子」カメラマン・「ラブストリーリー・イン・ハーバード」の院長、映画「エンジェルスノー」医者)
不細工シン・ソッキの事務員に、「バリ…」のミヒことシニ
ジニョンの友人は「ごめん、愛してる」のウンチェ姉。
ジニョンの母は、キム・チョン(「ナイスガイ」ジウ母、「1%の奇跡」など)
「悲しき恋歌」のファジョンもまた嫌な役で出演。


以下、内容に関するネタバレありますので注意!

体が入れ替わって、お互い苦労する話…と思っていたけど、
しかし、もう一方のエリートシン・ソッキの体は、ずっと植物状態。。。
エリートの方の心のシン・ソッキが、不細工な体で苦悩・・・のお話でした。
不細工なシン・ソッキの心はどこへ?と不思議だったけど、
気が弱かった彼、心が植物状態なのかな?

不細工なシン・ソッキは、散らかった部屋に住んでいて、
ハジャマのまま外に出てしまって、
オートロックの鍵がかかってしまうのは、しょっちゅうらしい。
そのたびに、隣の住人(泥棒さん)にピッキングして開けてもらうドジ男。
使ってる携帯電話も、一体いつの時代の?だし、
裁判中に緊張のせいか、お腹は下ってしまうし、
風貌だけでなく、態度も言動もどこか頼りない・・・

会社に出入りするエリートのシン・ソッキに、惚れている受付嬢のジニョン。
誕生日の日、思い切って誘い、「クローゼットを開けるたびに、私の事を思い出してくれるんじゃ」と、普段しないだろう色のネクタイをプレゼント。

お礼にと、ジニョンをバーに連れて行くシン・ソッキ。
トランペットを吹いて欲しいとリクエストされて、
演奏する姿は、生き生きとして見えます。
「トランペットを吹く事を知ってたのは、時々覗いていたから・・・
それはあなたが好きだから・・・」と思い切って告白したジニョン。
キスされて、彼も自分を愛してると思ったジニョンは、そのまま。。。
しかし帰りの車で、本気ではない口調のシン・ソッキに、
ショックなジニョンは、途中で車を止めさせて、
「呪い殺してやる」の言葉を残して、泣きながら帰って行きました。

その言葉どおり(?)に、車はパンク。
待ち時間の間立ち寄ったバーで、占いをするシン・ソッキ。
このお金を入れて、巻き紙が出てくるヤツ、懐かしいーーーー
“生きるか死ぬか 富貴は天のみぞ知る” 
その紙を燃やしてしまったのが、運命の分かれ目?

エレベーターに乗ってたエリートのシン・ソッキ。
そこに乗り込んで来たのは、先輩ナ弁護士宅の帰りの不細工シン・ソッキ。
そこに運命の事故が。

顔に巻かれた包帯が取れて、鏡を見てビックリ仰天!
自分はエリートシン・ソッキなのに、顔はエレベーターで一緒だった醜男。
臓器移植にサインした事を思い出し、体が切り刻まれる!と焦って手術室に飛び込んだら、別人…というオチの後、植物状態の自分の体と対面。

あの占いのせいと思い、店に行くと、そこには店などなく呆然・・・
マンションに戻ろうしても、警備員に止められてしまうし、
力ずくで入ろうとすると、運動神経抜群だったのに、この体ではヨロヨロ。。。
結局、この体のシン・ソッキのアパートに行くしかなく、
狭いし、汚いし、ゴキブリも…鏡に映る自分を見てガックリ。

同じように猫背の歩き方だけど、心が入れ替わってからは、
すこしスタスタと歩き、表情も話し方も、前よりキリっとしてますね~

隙を見て会社り入り込んだら、エレベーターに乗ってたのは恋人(?)ヘジン。
「飼犬が死んでも悲しいもの。あの人は孤児。結婚は別」とヘジン。
「奴は自分勝手で、皆に嫌われている。誰も見舞いに来ないらしい」と同僚。
チヤホヤされてた自分が、そんな風に見られていたとはショック。。。

この体のシン・ソッキの事務所に行くと、たくさんの住人が、「愛する弁護士さん、退院おめでとう」とお出迎え。
ケーキを顔にぶつけるお祝いに、怒り出すシン・ソッキだけど、
そんな態度に、笑われるばかり。

劇薬を買って、眠ってる自分の体の前で飲もうとした瞬間、
ジニョンがやって来て、慌てて隠れるシン・ソッキ。
しかし、ポケットから瓶が落ちて、見つかり、チカンと思われて殴られたみたい。
「何でここに来た?」と思わずタメ口で話して、
「一人くらい見舞いに来る人もいるんだ。話ではアイツは嫌われてると」
シン・ソッキの言葉に、
「悪い人達。みんなお世辞言ってたのに」と怒っているジニョン。

ナ弁護士は、2人のシン・ヒョンテの先輩であり、
心と体が入れ替わった事を聞き、驚き、お金を貸してくれました。
そして、運勢灰皿を探そうと言ってくれるけど、諦めムードのシン・ソッキ。
でも「お前は天下のシン・ソッキだ」とナ弁護士の言葉に、やる気が起きました。

国選や庶民的な相談事を受けてたらしい、この体の持ち主シン・ソッキ。
それでは金にならないからと、そっちを断り、大企業を回るけれど、
知り合いがいると言っても、つまみ出されるだけ。

事故が、自分が呪ったせいと二日間泣き通して、会社を休んでたジニョンは、
会社を解雇されてしまいました。
病気療養中の母は、大企業に勤めてる娘が誇らしげで、
クビの事は言えなくて、涙を隠しながら、お世話するジニョン。
それで、訴訟を起こす事にしたのでしょうね。

偶然にも、国選で担当となったのは、シン・ソッキ。
「示談金をたくさん取って、山分けしよう」と言うけれど、
ジニョンはお金ではなく、職場への復帰なのでした。
裁判中、ジニョンと意見が別れて、またお腹が下ってしまうし、
体質って変わらないもの?ストレスから来るんじゃないのね~

一旦弁護を降りたものの、家賃を払ってないから、大家に追い出されそうになり、
ジニョンからもらったバースディカードに書いてた番号に電話。
クローゼットにしまいこんでた電話を取り出し、みるみる涙のジニョン。
これは、エリート・シンソッキにだけ教えた電話だったので、彼かと。。。
「そっちじゃなく、自転車に乗ってる方」と申し訳なさそうなシン・ソッキ。
テンションがダウンのジニョン。

乾杯して、「私はあの人が大好きだったんです。両思いと勘違いした事も」
と照れるジニョンを見つめ、「どこかそんなに?」とシン・ソッキ。
次々と挙げて行き、話したら夜が明けると、涙ぐんでるジニョン。
酒に弱いシン・ソッキは、酔いつぶれて、目覚めるとジニョンのベットの中。
本に挟まったかつての自分を隠し撮りした写真を発見し、
ソファーで眠るジニョンを愛しそうに見つめて、キスしようとしたけれど、
鏡に映った違う自分にハッとし、涙がこみあげるシン・ソッキ。

退院してからは、関わらないように避けてたこの辺の住人たちが、
「今まで助けてもらったのに、事故に遭って大変だったろう」と
「励ます会」の横断幕と、お金を持ってきてくれました。
受け取って礼を言えずに、出て行くシン・ソッキは、
一人でお手洗いで、「涙が出るなんて…」と呟いて泣いてしました。。。

今日はジニョンの誕生日で、夕食に誘うシン・ソッキ。
ステージの生演奏を見て、トランペットを吹いてカッコ良く決める思いきや、
あらまっ。心ではわかっていても体が違うから、音が出ない!
ここで、ジニョンの好きなシン・ソッキと気付いてもらえると思ったんだけど~
でも楽器を吹くのって、脳が司令するような気もするけど・・・

中古のトランペットを買おうとするけど、お金が足りない…
諦めて帰ろうとすると、人のいい親父さんは、譲ってくれました。
その日から、トランペットの猛特訓。ようやく音が出て、嬉しそう♪

ジニョン母が危篤という知らせに、ナ弁護士の車をぶん取って、
病院に向かってくれたシン・ソッキ。
その夜は、病院のソファーで、肩寄せ合ってウトウト。
ふと目が覚めて、優しいシン・ソッキに微笑み膝枕するジニョン。

ソウルに戻って、川辺でキスする2人。
シン・ソッキが、エリートのシン・ソッキに重なり、
「イヤならやめても…」と、あの時と同じ言葉にハッとするジニョン。

「さっきは、違う人と重なった」と車から降りてしまうジニョン。
自分であり自分じゃない。
ジニョンに惹かれているのに、あの時は冷たくしてしまった・・・
飲めない酒を飲み、タバコを吸っては咽せて、
「惨めだな。この大バカ野郎」と、荒れるシン・ソッキ。

ジニョンの不当解雇の裁判では、
「恋人でもない男のために会社を欠勤したから」と向こう側の弁護士。
その証人に出て来たヘジンは、バーで会った時の事を話し、
「急にプレゼントをくれたから、一晩遊ぶつもりだと言ってた。
彼女はおかしいから、気をつけろとも言ってた」と証言。
傷つき涙が零れるジニョン。シン・ソッキの目にもみるみる涙。
自分の言葉でジニョンを傷つけてしまったのに、
それでも反論も何もする事が出来ない。。。

自己嫌悪に陥りながらも、雨の中自転車を漕ぎジニョンの家に向かい、
外から、「諦めてはいけません」と絶叫。
「あいつら、本当に悪い奴だ…顔を見せてください。
僕がシン・ソッキなんです。僕が悪いんです。ごめんなさい…」
と何度も何度も謝るシン・ソッキ。

雨の中、倒れてしまったソッキが目が覚めると病院でした。
付き添ってたジニョンは、前に聞かれた「彼が目を覚ましたら?」の答えを。
「二度と会いません」
ジニョンの手を取り、キスするシン・ソッキ。

事故前に隠した、会長との会話を焼いたCDが、金庫の中にあり、
それを公にすれば、勝訴出来るとナ弁護士に相談するシン・ソッキ。
公になれば、エリートシン・ソッキは司法処分を受ける事になるけど、
「過ちがわかった以上、きちんと正さないと」と言うシン・ソッキに、
「お前、変わったな」と笑うナ弁護士。

そのCDをどうやって持ち出すか・・・で、お隣の泥棒夫妻が登場です。
「ミッション・イン・ポッシィブル」ばりだけど、コミカルに持ち出し成功。

証拠品として提出し、合併の為に人員整理を進めていて、
ジニョンの解雇はこれに伴うためと訴えるシン・ソッキ。
そして、「自分の欲望のために、弱者を犠牲にしていたのです。
この場を借りて、病床のあいつに代わり、ジニョンさんにお詫びします。
被告人の弁護士も彼女を傷つけました。謝ってください。
ジニョンさんは、優しい人だ…」と熱弁をふるうシン・ソッキに、
「何の話ですか?」と裁判長。ジニョンには通じたようです。
そして、事実を知ってるナ弁護士は、ニコニコ顔。
見事勝訴して、抱き合うシン・ソッキとジニョン。

2人の結婚式の日。誕生日にジニョンからもらったネクタイをポケットチーフの代わりにし、向かう途中、ようやく見つかった運勢灰皿のバー。
コインを入れようとするシン・ソッキに、
「でも、もし戻ったら、彼女はどうなるのかな?」とマスター。

その言葉に迷い、式場に行けなかったシン・ソッキ。
眠ったままの自分の傍らで手を握り、指輪を見つめて苦悩。。。

外に出てから、病院を見上げていて、ふと後ろを振り向くと、
車に乗ったエリート・シンソッキが。
自分を見て、フッと笑うかつての自分の顔。。。
深読みかもしれないけど、その姿に不細工なシン・ソッキの心が宿っていて、
そのまま生きていけと言ってるようにも思いました。

ビルの屋上で悩み続け、ポケットに入れてたネクタイを捨てるシン・ソッキ。
もうエリートシン・ソッキとは、お別れ・・・自分を愛してくれたジニョンと共に、
自分を思ってくれてる地域の住民たちの為に、生きていくという事なのでしょう。
夕焼けの中、ヒラヒラと舞うネクタイ。

夜になってもずっとウエディングドレス姿で、待ってたジニョンは、
トランペットの音にハッして、振り向き、泣き笑いで抱きついて。。。

冒頭、エリート・シンソッキのモノローグで、
「“正義に人生を捧げよう”と思って弁護士に。
しかし世の中は簡単には変わらないと諦めて、
企業買収や拡大専門の弁護士となった…」と語っていたように、
シン・ソッキは変わったというより、ジニョンや周りの人達のおかげで、
以前の正義のための心を取り戻したような気がしました。

ジニョンに、自分はあのシン・ソッキと打ち明けないのかな?と思ったけど、
今思えば、ジニョンの語る彼の長所や憧れは、外見上の事ばかり。
改めて出会って、心同士で惹かれ合って結ばれた今、
あえて事実を言わなくても、いいのかもしれないです。


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