砂時計-モレシゲ- 最終話(第24話)

サブタイトル・・・「裁判」
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☆感想とあらすじ(ネタバレあり)☆
カン室長召喚の日、突然、安企部(「我々には正式も何もない」ってコワイ!)に連行されたウソク。
検事長と会い、「政府は発足以来最大の危機。事件が公になっては困る」と、ウソクがこの事件から手を引くように説得して欲しいと言うチャン・ドシク。
「あなた達に無理なら、私にも無理です」と笑う検事長。
すると、「ウソクが光州で作戦に何度も背き、同時期にテスも光州にいた。反政府勢力が背後にいるかも。国家保安法にふれる」と、すごいこじつけを言うドシク。
しかし、ひるまず、「検事は一人じゃない」と、隣にいるシン検事を見る検事長。
「私はやります」とこれまた力強いシン検事。

ウソクが戻らないので、心配で検察庁に来たソニョン。
事情を知ってても、話せない部下達。
それでも「ユン会長の件を調べているから、心配しないで」とオ係長。
その足でシン記者を尋ねて、記事を書いて欲しいと頼むソニョン。
証拠が無いと書けないと言うシン記者、ふとヘリンを思い出し「スクープよ!」

大事な点をメモしたものを、渡してくれたヘリン。
新聞に公開して、カジノは大丈夫?と心配するシン記者に、
「カジノより大事な、ウソクさんの為よ」とヘリン。
顔が曇るソニョンに、「大学時代、親友だったの。
ウソクさんのような人と結婚したかったけど、フラれたわ。
もし私と結婚してたら、今日のような事が起きても堂々と出来なかった。
彼は堂々としていれば、誰より強いわ」とヘリン。
話を聞きながら、微笑むシン記者。同じように思ってたのかも。
ウソクは、戻らないかもしれないと言うヘリン、
「覚悟してます」と言っても、涙が溢れるソニョン。
この女性三人、ウソクに惹かれた三人だよね~♪

拘束されたウソクは、取調室に一人軟禁状態、
ミラーのこちら側では、取調べる事もなく、数人でただ世間話をしています。

料亭でシン記者の上司を接待するカン室長。
というわけで、シン記者の渾身の記事は、新聞には載りませんでした。
印刷所で泣いているシン記者に、印刷屋のおじさんは、「面白い」と。
そして、ちゃんと活版を作ってくれていて、
知り合いの小さな印刷工場を紹介してくれました。

そこの工場のおじさんもいい人で、「罪に問われるのでは?」と言うと、
「前からやってる。放校された連中を雇ってるのも、不法行為だ」と。
そういう人を雇って罪とは、驚きです。

“カン検事が謎の失踪 外貨が海外へ不正持ち出しの事実”の見出しが躍り、
大量のビラが街中に配られ、多くの人の目に。
このビラの件で、与党も大慌て。
(怒ってるのは、女工を支援した野党をどうにかしろと命じた与党の幹部。
一瞬クッキと混同して、大臣?と思っしまった^^;)
デマではなく事実だと言うチャン・ドシク。
そしてビラに出てる名前は、カン室長のみだから、彼に犠牲になってもらおうと。
チャン・ドシク、かなりのタヌキです。

開放されたウソクと、丁度検察に来たソニョンとの、階段でのいいシーンを挟み(2人はいい夫婦ですね♪)、召喚されたカン室長。
しかし記者達の前で、自分は犠牲者だと、声高に叫んでます。

取調べでも、「私も司法試験合格者だ。遊びはこれまで」とノラリくらり。
いつになく怒りをあらわにするウソク、
「あなたを逮捕するのは簡単です。知りたいのはあなたの背後です」と。
自分の後ろ盾を明かすとでも?私は捕まらない」と強気なカン室長。
背後は多分、当時の大統領?

カン室長の裁判に、証人として出廷したヘリン。
「金の受け渡しをしたと聞いた」と証言しても、
実際自分がしたわけではなく証拠にならず。
カン側の弁護士は、ウソクと親密だから、何かあるのでは?と。
「友人の為に父がワイロを渡したと証言すると?脱税の追徴を数百億科せられた。友人の為にそれを厭わないと?」と堂々としてるヘリン。

次の証人は、ミン弁護士。金の受け渡しに立ち合った事や、
外貨法に触れると知ってたけど、やったと、
自分の弁護士資格と引き換えに、事実を話しました。

そして次はテス。 ヘリンを見つけると釘付けに。
罪人のテスの証言に意義を申し立てるカン側弁護士。
「彼が殺したのは、我々が拘束しなければならい人物で、我々の落ち度。
そして彼は自分の罪が重くなるのを承知で、証言します」とウソク。
そうそう!チャン・ドシクが出さなかったら、殺人は犯さなかったろうに…
テスは、知ってる全てを話し、「カン室長は、素直に上納する経営者が必要で、
私でなくても、誰を立てたはず。上納金は国の為に使うとドシクが言ってた」と。
ウソクは、その受け渡しに立ち合った、チャン・ドシクの証人を申請しました。

拘置所から出て来たカン室長の弁護士が、
チャン・ドシクとコソコソ話してるのを見たウソク。
塀の中には、うな垂れていたカン室長。
自分がただの駒だったと、知ったのでしょう。
「ドシクから伝令を受けたのですね?」と尋ねるウソクに、答えません。

証人喚問でドシクは、カン室長が勝手にワイロを受けていて、
内部調査で初めて知ったと証言。
うやむやにしたい部分は、「国家の機密なので」と答えず、
偽証罪になりますよと言われても、動じなくて、やっぱりタヌキだわ。

最後に一言と言われたカン室長。
「国の為と思って最善と思える事をしてきた。国のためなら全責任を負う。
その忠義は歴史が証明します」
無実を声高に叫んだカン室長は、一人犠牲を引き受け、懲役4年の判決。
その背後は明かされないまま、事件は決着となり、やりきれないシン記者。
この時はそうだったけど、数年後にようやく、明るみになったのでしょう。。。
歴史は、正しいとは証明してくれませんでしたね。

新しい弁護士の書類を渡し、
弁護士資格も無くなった今、家族とのんびりするとミン弁護士。
テスの公判に本当は行きたくない(厳しい判決だから?)と言うヘリンを、「大丈夫か?」と気遣ってくれるし、父親のような存在なのかもしれません。
「おじさんまで私の元を去ったら、独りぼっちね」と声が震えるヘリン。
ヘリンのこの泣き笑い顔って、胸が痛みます。。。
心配そうなミン弁護士に、資格がなくてもヘリンの元にいて欲しいけど、
彼の砂時計の砂は、全て落ちてしまって、元には戻らないかもしれないです。

法廷をながめて、長い事考えて、テスの担当を降りる決意をしたウソク。
友人が相手でも、やってくれると信じてた検事長は、
「買い被りだったな。君に検事の資格はない。辞表を書け」と。

テスに焼酎持参で、面会に来たウソク。
ウソクの下宿で、ヘリンが焼酎を、うまそうに飲んでたなと、笑う二人。
「母さんに似てた。2人を会わせたかったよ」と寂しく笑うテス。
一ビン開けて、担当検事が変わる事、捜査もやり直しになると告げたウソク。
窓際にいたウソクの隣に行き、「お前がやってくれ」とテス。
もうこの場面は、涙です・・・(T_T)

ウソクの肩に手を置き、「辛いのはわかる。お前が求刑したら、俺は納得する。
他の誰かが、俺の罪を云々しても、“ふざけるんじゃない”と思う」
「光州で市民軍にいたお前を見た。俺は軍で人を殴り銃を撃ちまくった。
お前の子分を撃ったのは俺達だ」 
ウソクはテスが友人だからという事もあるけど、
光州で鎮圧の名で人殺しをした自分が、
極刑を求刑する事が、出来なかったのかな?と思いました。

「大切なのは、その後どう生きたかだ。
その後どうだ?お前は検事、俺はヤクザ。お前は大したヤツだ」
テスの言葉に、涙が流れるウソク。。。
「他のヤツは嫌だ。お前がやってくれ…すまない」ウソクの手を握るテス。

論告求刑の日、入廷したテスの姿に、思わず立ち上がるヘリン。
「今まで何度か選択をせまられて、その度に易きに流れた。暴力に流されて。
強い者の手先となる道です(←これってドシクには、耳が痛かったでしょう)
それにより、常識どおりに生きる者の希望を踏みにじった。
被告は反省していて、人間を許せるが罪は許せません」とウソク。

求刑を読み上げる時、言葉に詰まりテスを見つめるウソク。。。
目があって、任せたというように、フッと笑うテス。
テスは、どうしてこういう顔を出来るんでしょ…泣いたわ・。・゛・(ノД`);・゛・。

「死刑を求刑します」 
覚悟してたとはいえ、真顔になるテス。
読み上げた書類が、手からハラリと零れるウソク。

高まりつつある民主化要求のデモが高まる中、大統領選挙が行われる事に。
その頃、テスに死刑判決が言い渡されました。
今でもそうなのか、この頃がそうなのか、日本より刑が厳しい気が…
アメリカだったら司法取引で、もっと刑が軽くなったろうし…

1988年2月25日、盧泰愚が大統領に就任。
(彼は、このドラマが製作された1995年に、政治資金隠匿が発覚。さらに粛軍クーデター・光州事件でも追及を受け、軍刑法違反として懲役刑を受けた後、1997年12月特赦)

そして、死刑執行の日。。。かなりやつれているテス。
刑の前に、最後に外を見せるのですね・・・
青い空、照りつける太陽、飛び立つ鳥達。テスは何を思ったのか、
自分の人生に、後悔は無かったのでしょうか。。。

死刑台の前に座らせられ、遺言をと言われ「ウソク…」と呼ぶテス。
「すまない。こんなところまで」
「すぐ終わるさ」
「俺 震えてるか?それが怖い。恐れをなすのが」
「お前は大丈夫だ」
涙があふれるテス。指輪を外して、ウソクの手に握らせました
2人のやりとりには、号泣です。。。(T_T)

指輪をヘリンに…というのかな?と思ったけど、言いませんでした。
テスは、親友のウソクに託したかったのかな。。。

頭に目隠しの袋を被せらる時、一瞬目を閉じたけど、
見開いて、最後まで親友・ウソクを見ていたテス。
この映像が、またすごい・・・一段と悲しい。。。

テスの父も母も眠るチリ山で、遺骨を撒くヘリンとウソク。
「ここ以外のどこかに蒔く」と言うウソク。
この時代に生まれなかったら、違う場所に生まれたら、
もっと違う人生だったかもしれないテス。
それでもウソクが法廷で言ったように、何度も岐路に立ったときに、
道を踏み外した気もします。一番はドシクに着いた事かな?と思います。
風になびいて、どこまでも飛んでいくテスの遺骨。
「彼をこう見送って、何が解決したの?彼の死が何をもたらせたの?」とヘリン。
「まだ…何も。今はまだわからない」

“それはいつか?”と友は問う。“まだ終わってない”と私は答える。
“終わりはないかもしれない それでも構わない”
先だった友は言った“大切なのは、その後どう生きたかそれを忘れるな”
夕焼けの中、日が沈み、あたりは段々と暗くなり、フェイドアウト。。。

このドラマの時代の大統領、独裁者と言われる全斗煥(チョン ドゥファン。私の時代は「ぜん・とかん」と言ってたけど)が追求されるのは、この後。
ウソクは、まだわからないと語りましたが、
この時代の軍事政権から、民主主義が定着するのは、
テスの裁判の最中に、「民主化宣言」がされて以降、変わりつつあったよう。
もう今は、あんな理不尽な取調べや逮捕、腐敗した政治家はいない…でしょう。

最終回は、やはり、かなり号泣でした。。。
テスとウソクの2人が並んだだけで、胸が締め付けられるのはなぜ?
BS朝日では、提供のテロップの時に、
高校時代のテスとウソクの笑顔の写真が映ります。
前回辺りから、これを見ただけで、ホロリ.....
今回もホロリ、そしてラストを見て最後にも、また涙でした。。。
BS朝日さん、ありがとう。最終回の時間を延長してくれて、こちらもありがとう。

政治の世界の悪事が暴かれて、スッキリ終わるのではなく、
そこに至るまでの事を描いたドラマだったのですね。
その時代に巻き込まれた人たちが、たくさんいたのでしょうね。。。

脚本家のソン・ジナさんは、女性なのに、
ここまで骨太なドラマを書くとは、すごいです。
そして私のオススメ「ローズマリー」とは、全然毛色が違っていて、
同じ人が書いたと思えなくて、驚きです。心に残る…で共通。
演出は、キム・ジョンハクさん。「白夜」の監督さんです。
今は、この2人で、『太王四神記』に取り掛かってますが、
ヨン様人気で、早々に、日本に上陸するかも?と期待。
テスとウソクが出るのが、楽しみなんだけど~
「星を射る」パダ(「グリーンローズ」チュンボク)もo(^-^o)
 
「白夜」には「砂時計」の出演者が、いっぱい出ていますが、
それぞれが、あまり出番が被らないのが、また面白いです。
ちなみに、ジョンドは、第2話で、ちょっといい役です♪
一話ごとに映画みたいで、「砂時計」良かった方に、オススメです。
チェ・ミンスとイ・ジョンジェ、2人の関係が好きでした~

「砂時計モレシゲ-」他の回は こちらです。

砂時計 DVD-BOX 2
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この記事へのコメント

2006年09月18日 22:48
pandaさん、こんばんわ
終わりましたね。でも全て解決というラストではなく、まだ続いている気がしてしまいます。その後の出来事を知るとより面白いですね。
いろいろありがとうございます。
ウソクはその後も闘ったかなと思うと・・・^^
テスのウソクの不思議な友情はとても男らしく素敵でした。

弁護士さんはpandaさんもファンでしたよね♪
ラストもいい味出してました。
家族がいたとは普段からは想像できなかったけれど、彼も一市民という事かなと思いました。
最後にヘリンを心配そうに見ていて、またじーんとしました。一番長く傍にいた人でしたね。
彼のその後も心配ですが・・・

女3人が頑張るところとてもよかったです!ウソクのために集まったといのが^^
>この女性三人、ウソクに惹かれた三人だよね~♪
ウソク一番もてましたね。

ドラマは最初は分からなかったけれどいろいろ知ることが出来て面白かったです。やっぱり韓流スターの出演してないドラマ放送は難しかったと聞きましたが、BS朝日に感謝!です。
「太王~」にテスとウソクも出るんですか?そういうのも楽しみですね。
2006年09月19日 23:03
cocoansさん、こんにちは♪
このドラマ、ウソクとテスの人生を見た気分になりました。cocoansさんのところで思い出しましたが、豆腐を持って迎えに来てたウソク、あの時ウソクの方に行けば…その前にも病院でウソクが諭した時もありましたね。

ミン弁護士、良かったですよね♪家族がいるとは少し驚きました。余生というには早いけど、今後はのんびりするのでしょうか。収入はヘリンが株を分けてくける?とか色々想像してます(^o^)

女三人のシーンは、ウソク関係の三人が一同にでした。ホントに一番モテましたね♪性格が一番良さそうだし、人間が出来てるから?

>「太王~」にテスとウソクも出るんですか?
そうなんです!脚本家&演出も同じなので、興味あります。撮影前の集合写真を見たら、テスことチェ・ミンスssiはワイルド、ウソクことパク・サンウォンssiはあんまり変わらないみたい~
2006年09月21日 00:18
pandaさん、アンニョン♪
そうなのよね、ここで就任した大統領、その後も実は逮捕なんだよね。。。それを思いながらこのドラマを見ていたので、最後のウソクの言葉がより現実的で、悲しく切なかったな~。
テスのあの最後の演技は本当によかったな。さすがチェミンスssiだよね。
最初の頃、私は中居君とそういえば言っていたっけ(笑)
久々に骨太でいいドラマでした!!
2006年09月21日 21:12
so-so♪。さん、なんと北海道でこのドラマ放送されるのよ!古いからと敬遠しないで、たくさんの人に見て欲しいなあ~
私、第1話を見てないから楽しみだけど、高校生の2人を見たら、涙が止まらない気がします。。。

ノ・テウ元大統領の逮捕は、当時ビックリだったわ。ソウル五輪の時の大統領だったから、印象に残ってます。最後のウソクの言葉は、ズキンときましたね。

テスの最後は、凄かったよね!「白夜」でもチェ・ミンスssiに泣いたけど、この度も涙・涙涙・・・そしてウソクも良かった!

>最初の頃、私は中居君とそういえば言っていたっけ(笑)
( ̄m ̄〃)ぷぷっ! 私も同意したわ~あの頃はヤンチャ臭いテスだったよね。

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  • 『砂時計』第24話(終)

    Excerpt: 韓国ドラマ『砂時計』第24話(最終話)~裁判~ 9/11(月) Weblog: cocoans☆韓流よりみち日記 racked: 2006-09-18 22:50
  • 砂時計24話 最終回

    Excerpt: 泣きました。テスがウソクに「お前がやれ」と言った所から。このドラマすごいね。痛烈な社会批判。光州事件、ここでも登場するのかと、きっとこの事件は私はよく知らないけど、韓国では本当に心に残る悲惨は事件だっ.. Weblog: diary(徒然なるままに) racked: 2006-09-21 00:13